≪日系企業≫

[生産拠点]

■シャープ　中国携帯部門の人員を削減
シャープは上海市の現地法人「夏普中国商貿」の携帯電話端末部門で、人員削減を実施している。対象は販売人員の70人余り。台湾の鴻海精密工業との提携で携帯電話端末部門が含まれることを受けた人員調整策。

■三菱重工　青島タービンと舶用蒸気タービンの合弁設立
三菱重工業は、中国の小型蒸気タービン大手「蒸気青島捷能汽輪機集団」と合弁で、中小型蒸気タービンおよび舶用蒸気タービンの販売・設計会社「三菱重工捷能（青島）汽輪機有限公司（Mitsubishi Heavy Industries Jieneng (Qingdao) Steam Turbine Co., Ltd.）」を設立することで合意し、契約を締結した。営業開始は2013年3月の予定。

■ブリヂストン　瀋陽工場を移転
ブリヂストンは、遼寧省瀋陽市のトラック・バス用ラジアルタイヤ工場を運営する「普利司通（瀋陽）輪胎）」を移転する。現所在地周辺の市街地化に伴う市政府当局の都市開発方針を受け、同市内の化学工業園に移転する。

■パンチ工業　重慶市に生産物流拠点を新設
パンチ工業は本格的に中国内陸部への展開を図るため、重慶市に新生産物流拠点を設置すると発表した。2013年6月稼働の計画で、金型用部品の生産販売と物流業務を行う。

■ヤマハ発動機　漁業・養殖作業船舶の製造合弁会社設立
ヤマハ発動機は、遼寧省大連市の漁業・水産加工会社と、漁業・養殖作業船等の製造・販売を行う新会社を3月に設立すると発表した。新会社は、遼寧省大連市普湾新区に敷地5万�uの工場・事務所を設け、FRP製の漁業・養殖作業船、プレジャーボートの製造・販売を行う。初年度の売上高は約10億円を見込んでいる。

■日立化成　重慶市に感光性フィルムのスリット加工拠点
日立化成は重慶市に新たにスリット加工拠点「日立化成工業（重慶)」を設立し、稼動を開始する。顧客への短納期対応に加え、同社の強みである顧客密着型の技術サービスを強化して、急伸する中国内陸部での需要を着実に取り込む。

■パナソニック　上海のプラズマ工場閉鎖
パナソニックは上海のプラズマテレビ組立工場の稼働を停止した。稼働停止に伴い工場は閉鎖、生産子会社を2013年中に清算する。上海工場の組立機能は、山東省の液晶テレビ組立工場に集約する。生産拠点の集約で効率を高め、収益改善を図る狙い。

■新日鉄住金化学　回路基板材料の合弁会社設立
新日鉄住金化学は、広東生益科技股?有限公司と、フレキシブル回路基板用材料の中国及び香港販売合弁会社を設立する。2013年6月の営業開始予定。

■シャープ　南京工場の売却白紙に
シャープが台湾・鴻海（ホンハイ）精密工業と交渉している南京市の大型液晶テレビモジュール・組立工場の売却計画が白紙に戻る。売却価格など諸条件で折り合いがつかなかった。

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[中国国内市場　その他]
■高電社　中国特許に特化した翻訳ソフトを発売
高電社は、特許文書翻訳に最適化した翻訳エンジンを搭載の中国語(日中・中日)特許翻訳ソフト『J北京 特許翻訳エディション』を2013年2月22日より発売開始する。各分野の技術用語に関する知識や独特の慣用表現に対応した中国語翻訳エンジンと特許辞書・専門用語辞書を用いて、高い翻訳精度を実現した。

■花王　ベビー用紙おむつ販売開始
花王は中国でベビー用紙おむつ『メリーズ　瞬爽透気』の販売を開始した。従来、中国本土で販売する「メリーズ」シリーズは日本から輸出していたが、『メリーズ　瞬爽透気』は、2012年8月に竣工した中国安徽省合肥市の工場で生産する。

■IIJグループ　中国国内でクラウドサービス開始
インターネットイニシアティブ（IIJ）と同社100%子会社のIIJグローバルソリューションズは、IIJグローバルの上海現地法人「艾杰(上海)通信技術有限公司」を通じて、クラウドサービス「IIJ GIO CHINAサービスblank」を1月21日より提供開始した。仮想化サーバタイプと専有サーバタイプを選択できるクラウドサービス。月額350元で、中国語・日本語・英語によるサポートを行う。

■マックスバリュ　広州に中国1号店を開業
イオングループのマックスバリュ東海がこのほど、広東省広州市に中国1号店となる食品スーパー「美思佰楽」をオープンした。半径１�q以内に住む買い物客をターゲットとした小型店で、現地の食品を中心に販売し、日本の食品の割合は5％以下に抑える方針。

■シーネット　北京にサポートセンター新設
シーネットは北京に第一サポートセンターとして「希耐特(北京)信息系統」を新設した。東南アジアに進出する日系企業向けの在庫管理システム「ci.Himalayas/asia」の現地のサポート体制を強化する。システム立ち上げから運用まで、現地での素早いサポートを可能とした。

■ＫＣＣＳマネジメント　上海にコンサル会社設立
ＫＣＣＳマネジメントコンサルティングは、上海市に子会社「京瓷阿美巴管理顧問（上海）」を設立した。親会社の京セラが提唱するアメーバ経営のコンサルティングを中国で展開し、10億円の売り上げを目指す。新会社の資本金は5750万円。出資比率はＫＣＣＳマネジメントコンサルティングが80％、残りは中国側。

■特許庁　中国文献を自動翻訳するシステム開発に着手
経済産業省・特許庁は中国の特許出願の急増を受け、中国語の特許文献を日本語などに自動翻訳する機械翻訳システム開発に着手する。2013−22年度の10年計画で開発する次期基幹システムに、翻訳機能を搭載する。中国の特許出願件数は2011年に世界首位となり、2015年に日本の2011年実績比2倍強の75万件になる見込み。

■山九　青島市の現地法人、物流拠点を移転
山九の中国青島市現地法人「青島山九亜太物流」は、本社事務所と物流センターを移転した。物流センターは、規模を倉庫面積7700�uに拡大し、これまでの低床2階建て構造から効率性の高い低床平屋建てとなり、天井高も10mと高積みも可能になって機能面において大きく向上した。

■阪急阪神エクスプレス　鄭州事務所を開設
阪急阪神エクスプレスは、「阪急阪神エクスプレス（北京）」が鄭州事務所を開設したことを発表した。名称は「阪急阪神国際貨運代理（北京）　青島分公司 鄭州事務所」、業務開始日は2013年1月1日。

■井村屋　天津にアンナミラーズを初出店
井村屋は外食事業の米国風パイレストラン「アンナミラーズ」を中国に初出店する。海外店舗は初。18日にグランドオープンする天津市の天津濱海新区伊勢丹百貨店内に50平方メートルの店舗を構える。2013年12月期に売上高約5000万円を目指す。

■富士フイルム　新薬事業で中国進出
富士フイルムホールディングスは2014年度をめどに新薬事業で中国に進出する。まず抗菌剤「ジェニナック」を市場に投入する見込み。現地の代理店を通じて販売し、当初の年商は小売りベースで50億円以上を目指す。

■ゼンリンデータコム　合弁で位置情報関連業務
ゼンリンデータコムは、サービスの機能強化、他都市への展開などを目指し、北京掌城科技などと協同で、アプリケーションの開発・提供など位置情報関連全般にわたる業務を担務とする、合弁会社「北京掌行通信息技術」を設立した。資本金は1000万人民元、出資比率は北京掌城科技45％、ゼンリンデータコム35％、北京怡和嘉科技発展20％。

■トナミHD　中国で陸運事業免許取得
トナミホールディングスは、中国当局から陸運事業免許を取得し、2013年1月より業務範囲・商号・資本金等の変更も行い、新たな運用を開始した。商号を「托納美国際貨運代理(大連)」を「托納美物流(大連)」に、資本金は1億4000万円（今回7000万円増資）に変更した。

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