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  2010年12月 日系企業他中国進出状況  

「中国投資・ビジネスガイドブック」
エヌ・エヌ・エー、チャイナワーク[編]
今後の中国ビジネスのための新指針!
◇税法、物流、不動産、進出と撤退、人事労務などの最新情報を網羅
◇日系進出企業を熟知したエキスパートが専門分野を解説
◇開放された中国の巨大マーケットへの企業戦略にも必携

 

●日系企業 [生産拠点]     [国内市場その他] ●その他外資企業

≪日系企業≫

[生産拠点]

■富士重工業 大連に合弁工場
富士重工業は、中国の奇瑞汽車と大連市に合弁工場を建設する方向で最終調整を行っている。来年着工し、2〜3年後の稼働を計画。新工場への投資額は300億円程度になる見通し、出資比率は両社が折半する予定。当初は年間5万台で生産を始め、10〜15万台に引き上げる方針。

■明電舎 昇降機のインバーターを量産
明電舎は、中国でエレベーターなどを制御するインバーターを量産する。約5億円を投じて現地生産子会社・明電舎電気系統(杭州市)の敷地内に新工場を建設し、2011年7月末に本格稼働する予定。初年度は、産業用ポンプ向けなどに汎用品を2500台生産、順次日系や地場の昇降機メーカーにも拡販する。

■太平洋工業 プレス金型の中国からの調達を強化
太平洋工業は、中国からの自動車部品用プレス金型の調達を強化する。このため5億〜7億円を投じ、天津市にある工場の床面積を現在より3割程度拡張する。図面は日本で作成し、中国の金型メーカーに発注。天津工場で順送プレスに取り付けて最終的な調整と仕上げをする計画。

■ダイフク 中国製造拠点の生産管理システム刷新
ダイフクは、富士通の協力を得て、中国の製造拠点・大福(中国)物流設備(上海)の生産管理システムを2011年中に全面刷新する。また、大福(中国)物流設備(上海)は自動倉庫や洗車機、液晶などの製造用搬送システム生産に加え、電子機器の受託生産サービスも手掛ける。

■日立製作所 鉄道車両用電気品の新工場建設
日立製作所は、長春市に鉄道車両用電気機器の新工場を建設する。現地合弁会社・日立永済電気設備に約1億7000万元の増資を行い、日立永済の子会社として工場を設立する。新工場は2012年春の操業開始を予定、高速車両向けの制御装置、補助電源装置などを月産50台ペースで製造する。

■森永製菓 新子会社設立
森永製菓は、浙江省に全額出資生産子会社「森永食品(浙江)」を設立した。キャンディー「ハイチュウ」など菓子類を2011年12月から生産する。資本金は1400万ドル。


■東海ゴム工業 合弁で防振ゴム工場設立
東海ゴム工業は、天津市環宇橡塑製造公司(天津市)と合弁で自動車用防振ゴムの製造会社「環宇東海橡塑(天津)公司」を設立する。資本金は1億元、東海ゴムが60%、環宇が40%出資する。合弁相手の低コストでの生産ノウハウを活用し、現地資本の自動車会社へ販売する。

■ナブテスコ 鉄道車両事業で合弁設立
ナブテスコは、今創集団有限公司と2011年2月、江蘇省常州市に、鉄道車両用ブレーキ・ドア装置の製造・販売を行う合弁会社・江蘇納博特斯克今創軌道設備有限公司を設立する。資本金は1億6000万元。出資比率はナブテスコ50%、今創集団有限公司50%。

■コベルコ建機 油圧ショベル・ミニショベルを増産
コベルコ建機は、中国での油圧ショベル・ミニショベルの生産能力を2012年度は年2万5000台に引き上げる。投資額は数十億円。成都工場に工作機械や溶接ロボットなどの生産設備を追加、年産能力を2010年度期初比2倍に引き上げる。

■アイダエンジニアリング 大型プレス機を生産
アイダエンジニアリングは、2012年に中国で大型プレス機の生産を始める。国内プレスメーカーが大型機を現地生産するのは初めて。生産拠点を上海市から江蘇省南通市に移転する。新工場は2011年5月の完成予定。

■富士機工 中国で新会社設立
富士機工は、タチエス、信昌国際投資と浙江省に新合弁会社・浙江富昌泰汽車部を設立する。シート機構部品のグローバル供給体制を構築し、競争力のあるシート機構部品を中国で開発、製造、販売を図る。資本金は約10億円で、富士機工51%、タチエス9%、信昌国際投資が40%出資する。

■日新精工 中国で樹脂部品生産を増強
日新精工は、12月中に湖北省武漢市にある現地資本の樹脂成形用金型メーカーを買収し、ホンダ系部品メーカーの現地工場向け部品の生産を始める。2012年には同市内に新工場を建設、移転する。また日新精工の既存の常熟工場(江蘇省常熟市)は需要増に応じて2011年秋から中国・第一汽車向けエンジン部品を量産する。2014年までの投資額は8億円。

■ナブテスコ 油圧ショベル用走行モーター月産1万台体制に
ナブテスコは、油圧ショベル用走行モーターの中国での月産能力を2011年度に2009年度比4割増の1万台に引き上げる。現地生産子会社・上海納博特斯克液圧(上海市松江区)に走行モーターの基幹部品を供給する垂井工場(岐阜県)にも数億円を追加投資、増産に対応する。 

■ケーエム 上海工場に環境投資
ケーエム(東京都)は、2011年〜2012年にかけて上海市の鋳造工場「上海金範機械鋳造」に6000万円の環境投資を行う。上海市の環境規制強化に対応。鉄を溶かす電気炉をエネルギー効率の高い製品に切り替え、集塵機も新型を導入する。電気炉は中国製のものを米国製に更新。エネルギー効率を従来比6%引き上げる。

■美濃工業 車用アルミダイカスト部品生産を強化
美濃工業(岐阜県)は、自動車のアルミダイカスト部品の製造を主力とする中国工場(上海市)の生産能力を2013年までに倍増する。投資額は約15億〜18億円。生産増強に向け、計測設備や加工用機械を順次、導入する。

■北川鉄工所 瀋陽に生産子会社設立
北川鉄工所は、遼寧省瀋陽市経済技術開発区に同社初となる生産子会社・北川(瀋陽)工業機械製造有限公司を設立した。資本金は550万米ドル。旋盤用チャックの現地生産を行う。2012年2月の生産開始予定。

■グンゼ 台湾企業とタッチパネルで合弁工場
グンゼは、台湾の電子部品大手コアトロニック傘下のヤングライティングとタッチパネル製造の合弁工場を広州市に設立、2011年3月生産開始を予定している。スマートフォンやタブレット端末の市場拡大に対応、タッチパネルの生産を増強する。また中国にある別の合弁工場でも設備を増強し、タッチパネルの生産能力を2011年末までに現在の約10倍となる月産60万枚(10インチ換算)に引き上げる計画。

■ニチレイフーズ 山東省に台湾との合弁会社設立
ニチレイフーズは、台湾の商和興業と合弁で農産加工品の生産販売会社・泰安佳裕食品有限公司を設立する。資本金は400万米ドル。合弁会社は日本向け販売にとどまらず、中国国内や第3国に対する販売も視野に入れて事業展開する。

■チッソ 江蘇省に新会社設立
チッソは、スルーエア不織布の製造・販売を行う新会社・智索無紡材料(常熟)を江蘇省常熟市常熟経済技術開発区沿江工業区に設立した。資本金は800万米ドル。

■日東工業 河南省に新工場を設立
日東工業は、100%子会社の日東工業(嘉興)電機の商号を日東工業(中国)に改め、河南省に日東工業(中国)の分公司として新工場を設立する。敷地面積は5万uでFAキャビネット、ITシステムラック等を生産する。新工場への投資額は土地、建物、設備の合計で約14億円の計画。

■安川電機 サーボモーターなど増産計画を前倒し
安川電機は、中国でサーボモーターとインバーターの生産増強計画を前倒しする。瀋陽市のサーボモーター工場で2011年4月に計画していた量産開始を3カ月間早めて1月にする。上海市のインバーター工場は2010年度の年産能力の当初計画を30万台に設定していたが、20万台増の同50万台に引き上げる。

■オーハシテクニカ 第二の生産拠点を設立
オーハシテクニカは、ナカヒョウ(岐阜県)と合弁で広州市に製造子会社・大橋中彪精密件(広州)有限公司(仮称)を設立する。資本金は約5億円。自動車関連部品(プレス品等)の製造・販売を行う。オーハシテクニカは広州市と武漢市で製造と販売子会社を設立、自動車関連部品事業を展開している。

■リズム時計工業 広東省に現地法人設立
リズム時計工業は、子会社であるRHYTHM INDUSTRIAL(H.K.)の子会社として、中国で現地法人・RHYTHM INDUSTRIAL(DONG GUAN)LTDを設立する。これまでは広東省東莞市で生産委託を行っていたが、中国政府の加工貿易政策の変更などに対応するため設立を決めた。

■住友精化 高純度アンモニア生産子会社を設立
住友精化は、江蘇省揚州化学工業園区内に子会社・住精科技(揚州)有限公司 (仮称)を2011年3月に設立し、高純度アンモニアの製造・販売を行う。資本金は9億円。同社は現在、日本、台湾および韓国に高純度アンモニアの生産拠点がある。


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[中国国内市場 その他]

■ホンダ 2011年度の中国販売を73万台に
ホンダは、2011年の4輪車の中国販売目標を73万台に設定した。2010年は当初計画を2.8%上回る65万台(前年比12%増)になる見通し。来年は日本での販売を上回ることが確定的。

■サイバーエージェント中国で現地法人設立
サイバーエージェントは、中国での投資育成事業の拡大のため、サイバーエージェント・ベンチャーズの北京事務所を現地法人化し、塞博艾坚特(北京)投资咨询有限公司を設立した。資本金は5,000万円。併せて中国現地法人の新たな投資拠点として深センに事務所を開設。中華圏における有望な未上場ベンチャー企業への投資をおこなう「CA−JAIC China Internet Fund U, L.P.」のファンド規模を当初の約12億円規模から100億円規模にまで拡大する計画。

■村田製作所 中国内陸部に販売拠点
村田製作所は、中国内陸部で販売拠点を整備する。サービス強化を目的に複数の駐在員事務所を開設する検討を始めた。中国で生産する製品の設計を順次現地化する方針で、中国での製品供給体制確立も検討している。

■フジックス 自動車関連孫会社設立
フジックスは、子会社のFTCが上海市にカーシート用ミシン糸等の販売会社・上海富東糸貿易有限公司(予定)を2011年4月設立する予定。資本金は30万米ドル。

■セラーテムテクノロジー 電気自動車充電ステーション受注
セラーテムテクノロジーは、中国現地法人・北京誠信が、北京市電力公司海淀供電公司の北京市内で初となる電気自動車充電ステーション建設プロジェクトを受注した。北京市内西三環航天橋の高架下に充電ステーション(敷地面積2156u)を設ける。バッテリ交換式を主とする充電ステーションで1日あたり189台の充電能力を有し、今回の充電設備は国家電網公司が自ら設備の仕入れを担当し、設備以外のシステムとインフラ部分の建設を担当する。

■スター精機 中国の射出成形機最大手と協業
スター精機(愛知県)は、世界最大の射出成形機メーカー・寧波海天集団股分有限公司と共同で、2011年1月に中国など新興国向け大型成形機用取り出しロボット事業を始める。スター精機が技術供与して共同開発したロボットを海天が生産・販売する。部品はスター精機が供給する。

■日立造船 中国の水ビジネスでナガオカに出資
日立造船は、ナガオカ(大阪府)に資本参加し、中国の水ビジネスで提携する。日立造船はナガオカの現地自治体との人脈や実績を活用し市場参入する。ナガオカは薬剤を使用しない低コストの地下水処理設備や取水スクリーンを手がけており、中国の十数カ所の地方都市向け地下水浄水場の設計などを受注した実績がある。

■ITホールディングス クレジットカードシステムで中国に進出
ITホールディングスは、中国でクレジットカードの基幹システム構築事業に進出する。中国で中堅規模の銀行がクレジットカードを発行するケースが増えると予想されることから、グループ傘下のTISが得意とするパッケージ型のクレジットカード業務向け基幹システム「クレジットキューブ」を現地のシステム構築会社を通じて売り込む。

■ハチバン ラーメンで中国に再進出
ハチバン(金沢市)は、中国東北地域で「8番らーめん」のチェーン店を展開する。同社と現地の和食レストラン経営会社、金沢市の企画会社が現地合弁会社を作り、来年5月にも大連市の大型商店街に1号店をオープンする予定。ハチバンは過去、上海と青島に出店していたが、いずれも撤退している。

■グンゼ 肌着販売で合弁設立
グンゼは、中国の婦人肌着大手・北京愛慕内衣(北京市)と合弁で、2011年2月に北京市に肌着の販売会社を設立する。北京愛慕内衣の販売網を活用し、中国での営業力を強化する。

■クボタ 中国市場向け専用トラクター投入
クボタは、70馬力、90馬力トラクターの既存機種をベースにした専用機を2011年内に中国市場に投入する。70馬力は冷房をなくして暖房用ヒーターのみにした北部向けキャビンタイプを開発、90馬力は機械重量を重くしてけん引力を向上し、固い地盤や荒れ地などに対応できるようにする。

■東芝 中国で液晶テレビ販売店を7倍に
東芝は、中国での液晶テレビ販売目標を2011年度は2010年度比4倍の200万台に引き上げる。同社製品を扱う現地販売店を現在の約2200店から2013年度には1万5000店まで拡大する。

■野村総合研究所 中国企業にSI提供
野村総合研究所(NRI)は、中国のオフショア先と連携し、中国企業向けにシステム構築(SI)事業を展開する。現在約20社あるオフショア先のうち、中国企業向けの仕事をしている企業からパートナーを選び、彼らが持つ情報を活用する。場合によっては事業提携や資本提携も検討する。

■ヤマダ電機 中国1号店開店
家電量販店最大手のヤマダ電機は、中国第1号店を瀋陽に開店した。瀋陽店は同社初の海外店舗。日系大手量販店の中でも中国大陸では初めての本格的な営業拠点となる。同社の中国名は「亜瑪達(ヤーマーダー)電器」。各国の家電製品のほか、化粧品やおもちゃ、日用雑貨など品ぞろえは約150万点。レストランや幼児が遊べるスペースも設けている。瀋陽店の従業員約500人のうち約100人が日本で採用した中国人留学生。今後開業する他の中国国内店の幹部社員に登用する計画。

■大気社 塗装システムの会社設立
大気社は、天津市に中国現地子会社の五洲大気社工程、東案と、合弁会社「天津大気気社塗装系統」を設立した。中国で塗装システムの研究および開発、製造、販売、メンテナンスを行う。資本金は800万ドル。

■東急不動産 中国で日系向け賃貸
東急不動産は、上海市の日本人専用の賃貸マンション全5棟(413戸)の賃貸管理事業を行う。着手するマンション賃貸案件はもともと穴吹工務店の関連会社が50%を保有していたが、これを東急不動産が数千万円で取得した。東急不動産は2007年に上海市に現地法人を設立している。

■サマンサタバサジャパンリミテッド 中国に第1号出店
サマンサタバサジャパンリミテッドは、OPA社(東京)が上海市内の准海路沿いにオープンする「上海OPA」の1階フロアに、「サマンサベガ」ブランドを出店する。来年春には「サマンサタバサ」ブランドの第1号店を上海に、それ以外の地域にも来春から出店を計画している。

■シンフォニアテクノロジー 2012年度に中国向け売上高を10倍へ
シンフォニアテクノロジーは、2012年度に中国向けの事業売上高を2009年度比約10倍となる100億円規模に引き上げる。来年1月から販売・サービス、資材調達を目的とした新会社の営業を始め、振動機の現地生産を視野に中国では4カ所目となる新工場建設を検討する。

■日本メディカルマテリアル 人工関節を中国市場に投入
日本メディカルマテリアル(大阪市)は、中国で人工関節の販売認可を6月に取得済し、中国市場向けに出荷した。中国での展開を足がかりに、アジア圏での展開を検討。中国では3年後にシェア5%を計画している。
 
■楽天証券 中国銀系と提携 
ネット証券の楽天証券は、中国銀行傘下で香港に拠点を置く証券会社「BOCIセキュリティーズと業務提携した。4大銀系証券会社との提携は国内証券では初。中国株は現在、一部を除き外国人の個人は取引できないが、将来、外国人への取引が開放されるとみられている。

■センコー アパレル物流センター開設
センコーは、蝶理や青島雪達集団と合弁で青島アパレル物流センターを山東省青島即墨市に開設した。アパレル物流センターは、雪達集団をはじめ青島地区で製造される日本や欧米向けアパレル製品の一貫物流を行う。また、国際貨運代理資格を取得し、中国国内配送、通関業務、NVOCC業務を行う。

■大和ハウス工業 無錫市で住宅開発
大和ハウス工業は、無錫市で敷地面積約8万2000uの土地にマンションと戸建て住宅計400戸の住宅を建設する。無錫市で日系企業が単独で不動産開発を行うのは初めて。大和ハウスが中国で不動産開発を手がけるのは4件目で、現地の高所得者層向けに販売する計画。

■レンゴー 中国の合弁会社を100%子会社化
レンゴーは、中国合弁企業である青島聯合包装について、中国側パートナーが保有するすべての出資持分を譲受し、100%出資の独資企業とした。青島聯合は、2009年7月に新工場を建設、主要設備を一新して生産能力を倍増、青島ビール、ハイアールなどの優良企業を主要ユーザーに持ち、新たに導入した8色プレプリント印刷機での原紙の印刷加工と段ボールの一体工場として事業を展開している。

■トナミホールディングス 中国現地法人を設立
トナミホールディングスは、大連に現地法人・托納美国際貨運代理(大連)を設立する。資本金は7000万円。これまで、同社の連結子会社3社により上海と大連にそれぞれ駐在員事務所を置き、情報収集や物流支援活動を行っていたが、新会社設立でトナミ運輸の大連事務所は閉鎖する。

■日立物流 中国の物流会社を子会社に
日立物流は、上海航空と香港正大企業船務との合弁会社である大航国際貨運について、上航が保有する55%の株式を取得し、日立物流の子会社とした。大航国際貨運は、日立物流グループとともに、中国においてフォワーダー事業や3PL 事業を中心に事業を行っていたが、今後、両社は中国における物流ネットワークを強化する。

■豊田通商 中国で高級パン店をチェーン展開 
豊田通商は、中国で高級パン店をチェーン店舗化する。深セン市ですでに営業している試験店の人気が高く、同市に3号店を開くのに続き、華南地区を中心に今後5年で50店の出店を目標とする。店舗は「Bakerz180」のブランド名で開設。香港の投資会社などと設けた合弁会社を通じて運営する。

■NRIとNEC 港湾基盤システム構築で大連市と覚書締結
野村綜研(上海)諮詢有限公司(NRI上海)と日電(中国)有限公司(NEC中国)は、大連港集団有限公司と大連市の港湾基盤システム構築案件に参画する。このプロジェクトは大連市港湾近代化事業の情報通信技術戦略「物聯網」を活用したシステム構築案件。NRI上海とNEC中国・大連港湾集団の3社は「港湾物流物聯技術研究開発応用推進グループ」を立ち上げ、システム構築にあたる。

■ユニヘアー 中国で植毛事業に参入 
かつら大手のユニヘアー(旧アデランスホールディングス)は、復旦大学(上海市)と提携し、中国で植毛事業に参入する。来春にも、米国にある子会社・ボズレー(カリフォルニア州)の毛髪移植技術を応用した専門外来を同大付属病院に置き、専門医を育成するための合弁会社も設立する予定。3年後には北京や広州など15都市に提携病院を広げる計画。
 
■ユタニ 中国大手から大型変圧器向け鋼板切断ラインを受注
ユタニ(大阪市)は、江蘇省の大手変圧器メーカーから大型トランスコア用の鋼板切断ラインを受注した。受注額は2億円弱。納入時期は2011年8月。同社が中国の大手変圧器メーカーから同ラインを受注したのは初めて。今回受注したのは額縁型鉄心(トランスコア)の部品をケイ素鋼板コイルから切り出して積層する斜角切断ライン。

■住友商事 中国製薬企業株式29%取得
住友商事は、中国製薬企業・C&Oファーマシューティカル・テクノロジーの株式29%を買収する。買収金額は約61億円。C&Oの株式58.1%を保有する筆頭株主のレオ・スター・ディベロップメントから取得し、住商はC&Oの第2位株主となり、今後の成長が見込まれる中国医薬品市場に本格的に進出する。 


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[その他外資企業]

■バイエル 上海で10億ユーロ追加投資
独医薬品・素材化学大手バイエルは、2016年までに上海拠点に10億ユーロ追加投資し、先端素材の生産規模を大幅に拡大する。同拠点には2012年までに21億ユーロ投資するプロジェクトも既に進行している。 

■米GM 11月の中国自動車販売台数 前年比11.2%増
米自動車大手のゼネラル・モーターズは、11月の中国での自動車販売台数が前年同月比11.2%増の19万6990台になったと発表した。この数字には、中国でのGMの提携相手の販売台数も含まれる。1〜11月は前年同期比32.7%増の217万台だった。

■リオ・ティント チャイナルコと鉱物探査で合弁設立へ
英豪系鉱山大手のリオ・ティントは、中国アルミ業公司(チャイナルコ)は、中国で埋蔵鉱物探査を行うための合弁会社を設立する。リオが49%、残りをチャイナルコが出資する。リオによると、合弁会社は来年上半期に操業を開始し、当初は3から5つの大規模探査プロジェクトを手がける予定。

■現代自動車 北京で第3工場を起工
韓国の現代自動車は、北京汽車との合弁会社・北京現代の中国第3工場の建設を北京市順義区で開始した。2012年7月完工予定。生産規模は年40万台規模で、これにより同社の年産能力は100万台になる。現代自動車の韓国以外の年間生産能力は200万台、中国とインドが各60万台、米国とチェコが30万台、ロシアが15万台、トルコが10万台で、韓国国内の同186万台を上回っている。

■スターバックス、中国の店舗数を3倍に
コーヒーチェーン・米スターバックスは、ニューヨークで行われた投資家向け会合で、2015年までに中国本土の店舗数を現在の406店から3倍以上の1500店以上にする計画を明らかにした。同社のハワード・シュルツ最高経営責任者は、中国では午後と夜に売り上げが集中しているため、中国の消費者が朝にコーヒーを飲む習慣を作りたいと考えていると述べた。


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