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 100万人の中国語


その77.日本人だからこそなれる、日・英・中の使い手(2)

  今日(2006年9月6日)の朝日新聞の朝刊に、チャイナ・デイリーの記事からの引用で、次のような内容の記事が載っていました。
・ 標準語(普通語)の普及率は53%
・ 標準語(普通語)が普及しないと経済発展に支障を来たす
・ 標準語(普通語)を学ぶ外国人は3000万人

 仮にこの報道が正しいとし、なお且つ、標準語(普通語)=中国語と看做すと、前回私が掲げた数字は、こうなります。

        (億人)
  中国語 英語 インドネシア語  日本語 
母国語 7  0.9
第一外国語
第二外国語
合計:

 で、この表を埋めるためには、第一外国語、第二外国語の人口をそれこそ大胆に予測しなければなりません。

 上記の中国の外側で中国語を学ぶ人が3000万人いるとか、
東南アジアだけで海外華人が3000万人もいるなどから、大胆に推測すると、こうなるのではないでしょうか?

        (億人)
  中国語 英語 インドネシア語  日本語 
母国語 7  0.9
第一外国語 0.2 0.03 0.02
第二外国語 0.2 0.03 0.02
合計: 7.4 6.9 2.06 1.04

いかがでしょうか?
荒唐無稽? 根拠のない数字の羅列?
そうかも知れませんが、大きな傾向はここに現れていると言ってよいのではないでしょうか?

実は、私がこの様な表を敢えて作った目的は、現在の状況を知るためではなくて、将来の「東アジア・東南アジアにおける言語勢力図」を描くためでした。

 で、こちらも、大胆に予測してみるとこうなります。

【2010年における東アジア・東南アジアにおける言語勢力図】

        (億人)
  中国語 英語 インドネシア語  日本語 
母国語 9  0.9
第一外国語 0.04 0.03
第二外国語 0.04 0.03
合計: 11 8.9 2.08 1.06

2010年の段階では、東アジア・東南アジアのビジネス、国際会議、様々案交流、個人的な付き合い、観光などで使われる言葉は、
   中国語       11
   英語         9
   インドネシア語   2
   日本語        1
になってしまうということになってしまいますが。
いかがでしょうか?

(続く…) 
 

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