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 100万人の中国語


その153.二段ロケット式外国語学習法(35)
 
4.『田中式二色刷りピンイン表記法』
 『田中式二色刷りピンイン表記法』は、「一段目ロケット」として開発されたものです。第一目標地点に、出来る限り短時間で、学習者の苦痛も最小限で、到達できるような「一段目ロケット」として開発されたものです。

 果たして、それがどの程度、開発者が自画自賛する程に成功しているか否かは、是非、ご自身で試して、判断していただきたいと思います。

 将来、もっともっと革新的な、革命的な「一段目ロケット」が開発されるかも知れません。なにせ、この世の中は、日進月歩ですから。

 ただ、この「一段目ロケット」を開発するに際して、苦労した点を、参考までに、述べますと、それは、「中国語の全ての音」の「切り分け」にあったと言えます。

 「全ての音」を、「母音」・「子音」に分けることは、案外とたやすいことでしょうが、 「日本語にある音」・「日本語にない音」に分けるとなると、そう簡単には行かないのです。特に、こういう視点から、日本語の音と中国語の音を比較分析した先行研究がほとんど無いため、自分の耳とネイティブの方の耳を頼りに、その作業を行わなければなりませんでした。

 中国語の音を直接、中国語の発音記号により、身に付けるには、どうしたら良いかという研究は、わが郷土、長野県の伊那谷出身の三人の先輩、太宰春台、坂本天山、伊沢修二が、江戸時代から、それぞれ独自に研究しておりましたが、その先輩諸氏でも、「日本語の最も近いと思われる音で通じる音」と「日本語の最も近いと思われる音で通じない音」があるという点には、余り、着目されていなかったようです。

 こういった、謂わば、突っ込んだ研究というのは、一人でやれるものであり、没頭してやれるものですので、案外と楽しいものです。時間も瞬く間に過ぎ去って行きました。

 例を挙げますと、次のような課題について、日夜取り組むのです。
  “en”は“エン”で通じるか?
  “eng”は、“エン”で通じるか?
   ・・・・・・・・・・・・・・・

 どうです?
 楽しそうでしょう。

(続く)


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