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 100万人の中国語


その113.日本人だからこそなれる、日・英・中の使い手(38)

  話題が中国語文法になり、いつの間にか、森の奥深く入って来てしまった感があります。もともと、この部分は、さらっと触れるだけにしようかと思っておりましたが、「毒食らわば皿まで」、たまたま「中国語を書く 関節編」の執筆中で、文法に係る作業をしておりますので、この際、もう少し深入りさせていただきます。

 中国語の文法の世界も実に奥深いものがあります。やればやるほど痛切に感じます。

 中国語をある程度勉強した人が、ぶつかる「障害物」の一つに、“把”があります。この用法が、非常に、複雑で、自信を持って使えるようになるまでには、かなりの日時を要するのです。或いは、こうも言えます。“把”を、苦もなく使える人は、中国語の達人の部類に属すると。

 “把”を使った例文(といっても、全てが完結した文章ではありませんが)を列挙してみると、こんな具合になります。

・把温度降低
・把玩具収拾一下
・把美元換成人民元
・把話説得清楚
・把話題支開
・把車送去修理
・把他当作自己人
・把衣服洗乾浄
・把郵票貼在信封上
・把他看透
・把他向外拉
・把他送到医院
・把衣服洗了
・把問題研究研究
・把門閉上
・把那件事圧幾天
・把他介紹給大家
・把他忘掉
・把他免職
・把屋頂打穿了一個洞
・去年又把老伴死了。
・Ni看把老李急得。


(続く)
 

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