人民日報と言ったら、硬いイメージをずっと持っていたのは
私1人だけではないはずだ。
しかしいつの間にか、違うように感じてきた。
人民日報海外版の健康雑談コラムから、例を2つ挙げてみよう。
ちなみに私の「中国人と日本人、どこが違う？」の連載は
ちょっとだけ休ませていただく。


例1：

　　早死する10種類の人

これは2002年2月25日の「人民日報海外版」からだ。
内容を単純明快に要約すると、下記の通りとなる。

1. タバコを吸い過ぎる人
2. 直ぐ嫉んだり、怒ったりする人
3. 酒を飲み過ぎる人
4. 不規則な生活をしている人
5. 薬を飲み過ぎる人
6. いつも病気を放っとく人
7. セックスをやり過ぎる人
8. いつもくよくよする人
9. 友達が1人もいない人
10.体をほとんど動かさない人

すべて常識の範囲内のものかもしれないが、
人間の悪い生活習慣を戒め、
明るく、節度のある生活態度を提唱する意味では、
中国人のみでなく、全人類にとって参考になるのではと思う。

勿論、これらはいずれも極端な場合早死につながる話であり、
酒やセックスのように、適切でさえあれば、
逆に健康に良いものもある。


例2：

　　女性のゴールデンタイム

これは2002年3月18日の「人民日報海外版」からだ。
何の話かと思ったら、女性の体についての話であった。

皮　膚：最も美しいときは20〜30歳。30歳以降は老化し始める。
まつ毛：最も長くて濃いときは5〜15歳。
髪の毛：「寿命」が長い。薄くなるのは50歳以降。
　唇　：16〜18歳のときもっとも潤いがある。
　鼻　：20〜45歳。
　歯　：20〜30歳。
　手　：最も美しいときは15〜35歳。
　膝　：最も美しいときは15〜30歳。35歳からはたるんで来る。
　体　：機敏度と弾力性のピークは18〜19歳。ただし、
　　　　よく運動すれば、このピーク期は長く保つ。

男性諸君が最も関心を持つ部分については
直接ディスクローズしていない点が、
日本の男性誌と一線を画しているところだが、
最後の「体」の部分に含まれているようなニュアンスを読み取れる。

共産党の機関紙らしくないと言う方もいらっしゃるだろうが、
硬いものばかりで新聞の発行部数が減っていくよりは、
読者の知的欲望を満たすとともに資金面でも助かるのだから、
よほど良いだろう。 


[完]2002.4.14

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