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  2011年12月 日系企業他中国進出状況  

「中国投資・ビジネスガイドブック」
エヌ・エヌ・エー、チャイナワーク[編]
今後の中国ビジネスのための新指針!
◇税法、物流、不動産、進出と撤退、人事労務などの最新情報を網羅
◇日系進出企業を熟知したエキスパートが専門分野を解説
◇開放された中国の巨大マーケットへの企業戦略にも必携

 

●日系企業 [生産拠点]     [国内市場その他] ●その他外資企業

≪日系企業≫

[生産拠点]
■綜研化学 江蘇省に加工製品生産拠点を設立
綜研化学は、中国で加工製品の生産拠点設置に向けて準備を進め、新会社「綜研新材料(啓東)」を設立した。子会社の寧波綜研化学の敷地が手狭になってきており、また、今後も市場の成長が見込まれることから、更なる事業拡大のため、新たな生産拠点を設置することにしたもの。

■フタバ産業 湖南省に自動車用部品の製造・販売会社設立
フタバ産業は湖南省長沙地区に自動車部品の製造子会社を設立する。拡大する自動車生産需要に対応するため、中国 中南部の自動車産業拠点である長沙地区に生産会社を設立し、2012年8月に生産を開始する計画。

■スタンレー電気 武漢に研究・開発・製造・販売の新会社設立
スタンレー電気は、武漢市に自動車用照明製品、電子機器製品、金型と関連部品の研究、開発、製造・販売を行う新会社「武漢斯坦雷電気」を設立した。
グループでは、すでに中国に8社の子会社を設立し、早い段階から積極的な事業展開を行ってきているが、さらなる事業強化・拡大を行っていく。

■アイシン精機 華東地区にサンルーフの生産会社設立
アイシン精機は、信昌機械廠、慧国工業と合弁で中国江蘇省無錫市にサンルーフの生産会社「愛信(無錫)車身零部件」を設立した。
新会社は、無錫市内の信昌機械子会社(無錫明芳)のサンルーフ生産部門を譲り受け、2012年3月頃から現地の自動車メーカー向けにサンルーフの生産を開始する予定。

■テクノアソシエ、強化ガラスを中国で増産
テクノアソシエは2012年3月をめどに、中国でタッチパネル用強化ガラスの2次加工生産を、現在の3倍となる月150万枚に増やす。中国の旺盛なスマートフォン(多機能携帯電話)向け需要に対応する。飛散防止フィルムの抜き・貼り付け工程を組み込んだ一貫生産ラインを確立。従業員も50%増の120人に増やす。12年夏までに一回り大きなタブレット端末(携帯型情報端末)の生産体制も整備する。

■三菱樹脂 太陽光利用型植物工場の実証試験
三菱樹脂は中国で太陽光利用型植物工場の実証試験を始める。子会社のMKVドリーム(同中央区)が江蘇省の農業協同組合「チャイナコープ」と実証試験の実施に合意し、このほど第1号工場が同省無錫市に完成した。今後、1年間の実証試験で生産性や事業性を評価するほか、南京市など他地域での試験を両社で検討する。

■東芝機械 上海工場で射出成形機増産
東芝機械は12月から上海工場で射出成形機を現在比20%増の月産240台に引き上げ、タイの洪水で被災した顧客の復旧に対応する。2月までの3カ月間で計120台を上乗せする計画だが、状況に応じて2月以降も増産を継続する。

■DHL 日中間の国際複合輸送サービス開始
DHLは中国と日本間で国際複合輸送サービスをスタートした。フェリー、鉄道、トラックを利用し、12フィートのコンテナで輸送する。上海、寧波、杭州、蘇州、南通、無錫、南京、合肥、武漢等が主なターゲット市場で、集荷した貨物は上海までトラック輸送した後、フェリーで博多まで運び、その後JRを通じて日本全国に配送される。

■JNC ガラス長繊維強化熱可塑性樹脂の製造・販売会社設立
JNCは江蘇省常熟市常熟経済開発区沿江工業区にガラス長繊維強化熱可塑性樹脂(製品名:ファンクスター)の製造・販売を行なう新会社「捷恩智工程塑料(常熟)」を登録資本金500USドル、JNCポリファイン100%の出資で設立した。

■JSR 診断薬事業の合弁会社設立
JSRは北京市の診断薬メーカー「北京万泰生物薬業(万泰)」とラテックス診断薬や化学発光診断薬の中間体の開発・製造・販売する合弁会社を設立する。
万泰は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)やHCV (C型肝炎ウイルス)などの感染症診断薬で中国トップシェアの大手の診断薬メーカー。

■ノザワ 中国事業の収益拡大
ノザワは2014年までにビル向け外壁材で中国市場専用製品を投入する。寒冷地向けに押し出し成形セメント板と断熱材を一体化した外壁材を製品化する。取り扱い製品を増やし、中国事業の収益拡大を急ぐ。2012年4月に稼働する積水ハウスとの合弁生産会社「野澤積水好施新型建材(瀋陽)」で生産する。

■古河スカイ 無錫市にアルミニウム加工会社設立
古河スカイは子会社のニッケイ加工と共同で、江蘇省無錫市錫山経済技術開発区に、アルミニウム加工製品の製造・販売会社を設立した。操業開始は2012年4月。

■三菱化学 リチウムイオン電池用負極材倍増
三菱化学株式会社は100%子会社「青島雅能都化成有限公司」におけるリチウムイオン電池用負極材の製造能力倍増を決定した。現在の年産4,000トンを2012年秋に年産8,000トンに、市場拡大が見込まれる車載用途やスマートフォン用途などに対応する。

■東洋ゴム 低燃費タイヤ量産
東洋ゴム工業は2013年にも、新開発の低燃費タイヤ「ナノエナジ−」シリ−ズの量産を中国で始め、販売を本格化する。高機能タイヤの生産可能な張家港工場(江蘇省)で手掛ける。

■チッソ 複合繊維事業の合弁会社設立
チッソは米国FiberVisions 社と共同で江蘇省蘇州高新区に複合繊維の製造、販売を目的とする合弁会社「芸愛絲維順(蘇州)繊維有限公司」を設立するた。合弁会社設立は、紙オムツに代表される衛生材料向けポリオレフィン系複合繊維の製造、販売を目的としている。

■ダイフク 中国で開発機能強化
ダイフクは2013年までに、現地子会社の大福中国(上海市)、大福中国物流設備(同)などで、現地技術スタッフの人員を現在比2倍の約150人体制にする。システム設計やエンジニアリングを手がける技術者を増員し、需要増に備える。 

■東海ゴム 車用ホ−スと内装品を現地社向け供給
東海ゴム工業は2013年までに、中国に自動車用ホ−スと内装品の計二つの工場を建設する。いずれも現地資本の自動車メ−カ−向けに供給する専用拠点。工場は現地の自動車部品関連メ−カ−と合弁会社を設立して建設する。ともに現在、建設地を選定している。

■日産 2012年内にも中国でEV生産
日産自動車は早ければ2012年内にも中国で電気自動車(EV)の生産を始める。現地生産に必要な中国政府への届け出手続きを進めており、来年早々にも許可が下りる見通し。EVに対する中国政府の優遇策が不透明なこともあり生産台数などは未定。

■三菱電機 低圧配電制御機器の開発・製造・販売会社を設立
三菱電機は低圧配電制御機器の開発・製造・販売を行う新会社を廈門に設立する。
中国でのFA(ファクトリ−オ−トメ−ション)システム事業強化の一環として、子会社の三菱電機(中国)と関係会社の士林電機廠と合弁で行う。2012年10月に稼働、2015年度に売上高70億円を目指す。

■三菱化学フ−ズ 洋菓子用品質改良剤を製販
三菱化学フ−ズは、ケ−キの食感や製造時の歩留まりを改善する乳化油脂の需要が急増しているため、2012年2月末に100%子会社「菱化食品浙江」(仮称、浙江省平湖市)を設立し、洋菓子用品質改良剤を製造・販売する。約5億円を投じて年2500トンの製造設備を新設、同12月に稼働を始める。

■東海カーボン 摩擦材製品製造・販売会社設立
東海カーボンは、建設機械や農業機械等に使用される摩擦材製品の製造・販売会社を蘇州に設立する。摩擦材事業では初の海外展開。

■旭硝子 リチウムイオン電池正極材増産
旭硝子はリチウムイオン電池(LiB)正極材を増産する。子会社のAGCセイミケミカルが中国のLiB正極材メーカーを子会社化し、2012年4月頃、生産を開始する。これにより旭硝子グループのLiB正極材の生産能力を倍増させる。

■フジ・データ 射出成形機用コントローラーの基板供給
フジ・データ・システムは、プラスチック射出成形機用コントローラーメーカー「GARY」(ゲーリー、広東省順徳市)と業務提携した。2012年1月からゲーリーにコントローラーの中核部品の基板を供給する。初年度に年間100セットを量産する計画。

■日本ペイント 上海で工業用塗料生産
日本ペイントは上海市で機械などを塗装する工業用塗料専用の工場を新設する。これまで中国では工業用塗料を生産していた。地方でも汎用塗料の即納体制確立を狙い、サテライト工場を順次増設する。

■東芝キヤリア 業務用空調機に新工場 
東芝キヤリアは、「杭芝機電有限公司」(浙江省)内に低コストのビル用マルチエアコンの製造拠点を設立した。2012年5月に製造、中国国内国向け販売を開始し、2013年度に本格量産に入る。製造台数は室外機ベースで年間6万台を計画している。

■日本ガーター LED分類機・テーピング装置の年産能力2倍へ
日本ガーターは2012年7月をめどに、中国で発光ダイオード(LED)分類機とテーピング装置を増産する。年産能力を現行比約2倍の80−100台に引き上げる。中国と台湾メーカーに対抗し、価格を抑えた標準機を拡販する。


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[中国国内市場 その他]
■花王 商品販売都市を650都市に拡大
花王が中国化粧品メーカー「上海家化」と戦略的共同提携協議に調印した。花王は2012年から上海家化の販売網を利用し、中国市場での業務を拡大していく方針。今後3−5年以内に、中国における販売地域を現在の90都市から650都市に拡大、販売収入を500億円、最終的には1000億円にまで引き上げる目標を掲げている。

■コクヨ ノートメーカーをM&A
コクヨグループのコクヨS&Tは、中国No.1のノートメーカー「何如文化用品(深セン)」の事業承継に合意し、来年夏ごろの上海市奉賢区に事業承継を目指す。ノートなど紙製品を中心とする文具を製造する。

■SBI 生保参入
SBIホールディングス(HD)は、大連市の生命保険会社「百年人寿保険」と提携し、2012年度後半にも生命保険分野に参入する。SBIHDが中国の生命保険会社と提携したのは初めて。

■宇部興産 商標侵害で中国社に行政処分
宇部興産のリチウムイオン電池用電解液の商標を侵害した中国メーカーに行政処分が科された。江蘇省の「諾来特科技(蘇州)」が生産する電解液の商標「PUROLYTE(プロライト)」が、宇部興産の「PURELYTE(ピュアライト)」の商標権を侵害しているとして、蘇州工業園区の工商行政管理局が商標の使用停止と罰金を科す行政処分を決めた。

■第一三共 事業統括会社を新設
第一三共は中国に事業統括会社の「第一三共(中国)」を新設した。本社所在地は上海市で資本金は23億円。中国子会社の「第一三共製薬(北京)」と「第一三共(上海)」の事業を統括管理し、意思決定や戦略を進める。

■NECと広東華智 自動車業向けソリューション事業で業務提携
日本電気株式会社、NEC(中国)有限公司と中国の主要ITベンダーである広東華智科技有限公司は、中国における自動車業向けSIビジネス展開の加速のため協力関係を樹立する基本合意契約を締結した。本契約に基づき、NECグループと広東華智は、自動車業向けのソリューション提供・開発など広範な業務提携を行う。

■三井精機工業 上海でMCの保守部品販売
三井精機工業は上海の子会社「三井精機(上海)設備維修服務」で横型マシニングセンター(MC)などの保守部品の販売を始めた。同子会社の定款をサービス会社から販売会社に変更し、これまで日本から送付していた保守部品を中国に在庫して販売できるようにした。

■三井倉庫 花王のeコマ−スビジネスに物流・商流インフラを提供
三井倉庫は中国で、花王の100%出資の持ち株会社「花王(中国)投資有限公司」を通じて参入した中国でのeコマ−スビジネスに提供する。中国で物流事業を展開する子会社「三運物流(上海)」が中国全土向けの物流センタ−業務を、ネット通販に必要な小売ライセンスを所有する「上海茗之意商貿」がネット販売業務を提供する。

■日立 クラウド・環境都市で協力
日立製作所は、中国IT大手「北大方正集団」と提携し、クラウドコンピューティングやスマートシティー(次世代環境都市)分野に共同で取り組む。クラウドは医療分野を中心に展開する。日立がクラウド基盤を提供し、北大方正が病院の情報システムや電子カルテ管理システムを開発する。スマートシティーは、都市交通システムや広域防災情報管理に適用できる共通基盤を共同開発し、2012年3月末までにプロジェクトを立ち上げる。


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[その他外資企業]
■AT&T中国電信と全面的共同提携を締結
中国電信(チャイナ・テレコム)と、アメリカ最大手通信会社「AT&T」が戦略的共同提携協議に調印した。今回の協議に基づき、両社データネットワークの一体化を推進、また共同で他国市場の開拓を進めていく。またWi-Fiローミング分野での協力も強化する方針。

■ジャガ−・ランドロ−バ− 奇瑞との合弁承認待ち
印タタ・モ−タ−ズ傘下の英高級車部門ジャガ−・ランドロ−バ−の中国法人幹部は、このほど閉幕した広州モ−タ−ショ−で、中国の同業大手、奇瑞汽車との合弁計画について、中国国家発展改革委員会の承認を待っている段階と説明した。 今年、中国でのジャガ−・ランドロ−バ−の新車販売は前年同期比60%増の約3万3600台。通年は4万台を超える見通し。

■デル スマートフォンを発売
デルは中国大手インターネットネット検索企業「百度(バイドゥ)」と協力して、新型スマートフォン「Streak Pro D43」を発売する。百度のソフトウェアプラットフォームが搭載されている。2012年の春節(旧正月)休暇前に発売予定だが、具体的な日程、価格、販売方法などは未定。


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