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  2009年12月 日系企業他中国進出状況  

「新刊」
「中国投資・ビジネスガイドブック」
エヌ・エヌ・エー、チャイナワーク[編]
今後の中国ビジネスのための新指針!
◇税法、物流、不動産、進出と撤退、人事労務などの最新情報を網羅
◇日系進出企業を熟知したエキスパートが専門分野を解説
◇開放された中国の巨大マーケットへの企業戦略にも必携



   ◇◆銀聯カード◆◇

●日系企業 [生産拠点]     [国内市場その他] ●その他外資企業

≪日系企業≫

[生産拠点]

■アルファテック 中国子会社の設備増強
アルファテック(愛知県は、2010年に樹脂金型と樹脂成形部品の製造を手がける中国子会社・阿尓法模塑上海(上海市)の生産能力を増強する。取引先である現地の日系自動車部品メーカーからの受注増に対応する。2010年初頭から年末までに順次、放電加工機や射出成形機などを増設する。投資額は約8000万円。

■コベルコ建機 成都新工場を本格稼働
コベルコ建機は、四川省成都市の合弁会社が運営する油圧ショベル工場の移転工事を完了し、生産ラインを本格稼働した。新工場の敷地面積は従来の5倍で重機ショベルの年生産能力は5000台と倍増、ミニショベルも2割増の2400台。新たに鉱山用の大型ショベルも来年から生産開始する。

■ブラザー工業 中国の2子会社を合併
ブラザー工業は、中国で工業用ミシンの製造・販売などを手掛ける100%出資子会社・兄弟ミシン(陝西省西安市)と西安兄弟工業(同)を2010年5月をメドに合併する。2社はブラザーの工業用ミシン事業で、生産台数のほぼ9割を占める主力拠点。

■明電舎 エコカー基幹部品を中国で生産
明電舎は、電気自動車(EV)を駆動・制御するモーター、インバーターを中国で生産する。地場の自動車メーカー向けに標準品を開発し、2011年から杭州の自社工場で量産する計画。EVやハイブリッド車(HV)の基幹部品を日本以外で生産するのは初めて。

■フタバ産業 中国で全量現地調達
フタバ産業は、2011〜2012年をめどに中国の5工場で、自動車用マフラー加工などに使う金型やプレス・溶接設備を完全に現地調達化する。現在の現地調達比率は5割。天津市の工場を拠点に調達先を開拓、調達構造を抜本的に見直し、部品の低価格化を推進していく。

■プロセス・ラボ・ミクロン 中国でメタルマスクを増産
プロセス・ラボ・ミクロン(埼玉県)は、2010年3月から中国の100%子会社「富来宝米可龍(蘇州)精密科技」(江蘇省蘇州市蘇州工業園区)で表面実装用メタルマスクの本格生産を開始する。設備投資を2010年2月に完了、メタルマスクの月産能力を現在の200版から3月に1000版へ増やす。

■三菱電機 上海でエスカレーター新工場建設
三菱電機の中国合弁会社・上海三菱電梯は、上海市内にエスカレーターの新工場を建設する。約14億円を投じ、2011年1月稼働予定。生産能力は2013年に現在の約2倍となる年間5000台に引き上げる。従来は日本向けと同じ設計の製品を生産・販売していたが、今後は専用商品を投入。部品の現地調達を増やすなどで、従来より価格を2割程度引き下げる。

■武田薬品工業 米ファイザーと糖尿病薬を共同販促
武田薬品工業は、中国で米ファイザーと糖尿病治療薬「アクトス」を共同で販売促進する。現在は武田薬品の合弁会社・天津武田がアクトスを中国で販売しているが、年間売上高は数千万円にとどまっており、ファイザーも販促に加わることで数十億円への拡大を目指す。天津武田は200人弱の医薬情報担当者(MR)がいるが、ファイザーの中国法人は約3000人のMRを抱え、営業力が格段に高い。武田薬品はファイザーに一定の販促手数料を払って自社の売上高を拡大するとともに、営業ノウハウを吸収する。

■ナイガイ 中国販売を強化 
ナイガイは、中国で2012年度までに、靴下の販売店「NAIGAI」を現地の百貨店や商業施設内で本格展開し、現在6店の店舗網を60店に増やす。商品供給する百貨店の売り場も現状の5倍超の80カ所とし、現地のOLや中高年層のブランド認知度を高める。

■日産自動車 中国合弁の新車販売台数を100万台に
日産自動車は、東風汽車集団(湖北省)との合弁会社・東風汽車の2010年度新車販売台数目標を2009年見通し比10%増の100万台に設定した。従来は2012年に100万台を計画していたが、販売が好調なため2年前倒しする。小型の世界戦略車を来年半ばに発売。内陸部の中小都市を中心に、販売店やサービス拠点数を現行比1〜2割増やす。生産能力を増強するため、生産ラインの速度を上げ、塗装設備を改良する

■テイ・エステック 本革トリムカバーの中国2工場を増強
テイ・エステックは、2011年度にも浙江省の2工場で手がける4輪車向け本革トリムカバーの増産体制を整備する。浙江省寧波にある寧波保税区提愛思泉盟汽車内飾、寧波出口加工区提愛思泉盟汽車内飾の2工場に原皮の自動識別装置を導入。投資額などは今後詰める。

■パイオニア 上海汽車と合弁会社設立 
パイオニアは、上海汽車工業と中国でカーナビゲーション販売などを手掛ける合弁会社「安悦先鋒汽車信息技術」(上海市)を設立した。上海汽車向けにパイオニア製品の導入を進め、中国で渋滞情報などをカーナビに配信する道路交通情報システムを立ち上げる。資本金は9000万元の予定で上海汽車が51%、パイオニアが49%出資する。

■加賀電子 中国に新工場建設 
EMS(電子機器の生産受託サービス)の加賀電子は、江蘇省蘇州市に新工場を建設する。12月末の本格稼働を予定している。新工場には微細な電子部品や半導体の加工が可能な装置を導入、クリーンルームも設置した。追加投資を続け2010年度までに約4億5000万円を投じる計画。

■小倉クラッチ 電磁クラッチの中国生産を3割増に
小倉クラッチは、2010年3月に広東省東莞市にある「小倉離合機」でカーエアコン用電磁クラッチ生産を3割増の年間130万個に引き上げる。投資額は2000万円。

■多摩川精機 FA機器向けモーターで中国生産を強化 
モーター製造の多摩川精機(長野県)は、ファクトリーオートメーション(FA)機器向けモーターで、来年初めにも中国で生産を始める。広東省にある電子機器の受託製造サービス(EMS)会社を活用。工作機械や産業ロボットに使うサーボモーター部品を生産、中国の取引先に供給する。これまで中国の取引先には国内の工場で生産していたモーターを供給していた。

■王子製紙 中国の紙パ工場建設を再開 
王子製紙は、昨年秋に中断した江蘇省南通市の紙パルプ一貫工場の主要設備の建設を再開する。総投資額は20億ドルで、日本企業が単独で中国につくる1工場向けでは最大級。まず年産能力40万トンの製紙設備を開設し、その後同70万トンのパルプの生産設備をつくる。製紙設備は2011年初めから営業運転を始める計画。

■スズキ 二輪車合弁を来春稼働
スズキは、提携関係にある大長江集団(広東省)に出資する投資会社と設立した「常州豪爵鈴木摩托車」(江蘇省)を、2010年春に稼働する。年産能力は50万台。スズキの中国での二輪車合弁は2社目で、生産委託先を含めると4つ目の生産拠点となる。

■オークマ 中国拠点を強化
工作機械大手・オークマは、中国の販売・サービス体制を強化し、12月中に営業拠点を武漢、来春までに青島、長春に開設する。また、上海拠点内の展示場も拡充。大型機械を中心に10台程度設置可能で、顧客の試運転などに対応する。投資額は4億円。

■ダイヘン 液晶・太陽電池向け基板搬送ロボ工場新設
ダイヘンは、7億円を投じ、12月中にロボット生産と修理などのアフターサービスを行う完全子会社「ダイヘン精密機械」を江蘇省常熟経済開発区に設立。2010年5月に生産を開始する。中国工場はダイヘンの搬送用ロボット生産拠点では韓国に続く2カ所目。資本金は約3億5000万円。敷地面積約6500u、建屋面積3765uの貸し工場を確保。計測機器や組み立て用治具などを導入する。

■KGS 中国に製造拠点 
改札機等の駆動部品や点字表示装置製造のケージーエス(KGS、埼玉県)は、自動改札機やドア鍵などに使う駆動部品「ソレノイド」の製造拠点を中国に設ける。日本国内工場は高付加価値製品の生産に集中する。同社は電気機械器具などの製造を請け負うカナメ(東京都)から上海市の子会社・上海伽納美電子を買収。発行済み株式を買い取りKGSの全額出資子会社とする。ソレノイドに特化した拠点とし、上海凱基思電子に社名変更する予定。


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[中国国内市場 その他]

■資生堂 中国で薬局向け化粧品新ブランド
資生堂は、中国で薬局向けの化粧品ブランド「DQ」を新たに立ち上げ、2010年3月に新製品を発売する。これまで同社は中国では百貨店と化粧品専門店で販売してきたが、店舗数が増えているドラッグストアを使って販売を拡大する。 化粧水やクリームなど25品目を扱う。価格帯は160〜360元で、百貨店と化粧品専門店の中間価格帯とする。

■伊藤忠商事 上海に大型物流拠点新設
伊藤忠商事は、中国で物流センター網を再編する。上海で大型の物流センターを新設し、上海にある2カ所の既存の物流センターを集約、倉庫面積を倍増する。新センターは2010年4月完成予定。新センターの顧客数は日系企業を中心にアパレル15社、電子・機械・オフィスサプライ5社、生活資材3社など約30社。1日当たりの出荷規模は現状比倍増の2万箱となる。

■ライフサイズ 中国の学生を仲介 
人材コンサルティングのライフサイズ(広島市)は、トランセンド(東京)と業務提携し、中国の主要大学の新卒学生を中四国地域の企業に橋渡しするサービスを始めた。5年以内をめどに中国への進出をめざし、国際的な人材を必要とする企業などを対象に橋渡しを進め、当面は10社程度への就職をめざす。

■エーザイ 中国で肝硬変改善薬を開発 
エーザイは、2010年度から中国で肝硬変患者向け症状改善薬の開発を行う。中国は肝臓病患者が増加傾向にあり、需要増が見込めると判断。肝硬変患者などに対して症状改善薬「リーバクト顆粒」を投与し、安全性や有効性を確かめる臨床試験(治験)を開始する。

■クロスプラス 中国でFC展開
クロスプラスは、2010年春に、中国で若年層向け婦人服「リズリサ」のフランチャイズ(FC)展開を始める。上海などの百貨店やショッピングセンターで、年間5店の出店を計画。初年度売上高は5億円を見込む。現在の海外店舗は香港、台湾、マカオにある7店。いずれもFC契約している中国の日系企業が出店から店舗運営までを手がける。中国の店舗も香港などの店舗を運営する企業が運営する。富裕層が多い都市部の百貨店などを中心に出店する。

■セブン&アイ・ホールディングス 中国でコンビニ出店加速
セブン&アイ・ホールディングスは、中国で主力のコンビニエンスストアをまず3年内に500店以上に増やすほか、スーパー、外食店も出店を加速する。2014年度の年間売上高を2008年度の約5倍の約4000億円に引き上げる計画。

■シスメックス 中国で診断薬開発 
臨床検査機器開発・製造大手のシスメックスは、糖尿病などの生化学検査に使う試薬を開発・製造している同社の工場・シスメックス無錫内に開発拠点「中国診断薬開発センター」を新設し、がんや肝炎など向けに診断薬の開発を行う。 シスメックスは1995年、血液検査用の試薬製造工場を済南市に新設して中国市場に参入。2003年にシスメックス無錫を設立した。

■NRIセキュアテクノロジーズ 中国で自社製品投入
NRIセキュアテクノロジーズ(東京都)は、これまではセキュリティー対策に関するコンサルティング提供にとどまっていたが、2010年前半にも自社のセキュリティー対策製品を中国で投入し、サービス提供体制も強化する。中国に進出する日系企業の海外拠点向けに営業展開し、2012年度までに200社へのパッケージ納入を計画。

■江守商事 中国現法を増資  
江守商事は、繊維向け薬剤などの輸出入や販売の現地法人・上海江守貿易の資本金を、700万ドル増やして2500万ドルにし、社名も「江守商事(中国)貿易」に変更する。現在、取引の中心は上海だが、今後は北京での取引を拡大する。 

■コマツ エンジン無償保証を延長
コマツは、油圧ショベル用消耗品の模造品対策として、純正のエンジンオイルやフィルター装備を条件に、従来1年間だった中国向け油圧ショベルのエンジンの無償保証期間を2010年4月にも3年間または稼働6000時間に延長する。

■バンダイナムコホールディングス 娯楽施設3年で10店 
バンダイナムコホールディングスは、中国で現地キャラクターを題材にしたアミューズメント施設を3年で10店設置し、他の中国キャラを使った玩具も販売する。従来は日本と同様の施設や商品を持ち込んでいたが売上高は10億円程度にとどまっていた。地元になじみ深いキャラを使うことで事業を軌道に乗せる計画。運営は子会社の上海ナムコ(上海市)が行う。

■神戸製鋼所 溶接材料の販売会社設立
神戸製鋼所は、上海市に鉄鋼などの溶接に使う材料や溶接ロボットの販売会社「上海神鋼溶接器材」を2010年3月に設立する。資本金は80万ドル、神戸製鋼が全額出資する。溶接材料などは日本から輸出。これまで市場調査などのため上海に駐在員を置いてきたが、営業体制を強化する。

■タカラトミー 中国からベトナムへ生産を移管 
玩具大手のタカラトミーは、現在、ほとんどを中国の委託工場で製造しているが、人件費が高騰しているほか、人民元レートも上昇が続くと判断。人件費の安いベトナムへの生産シフトを急ぐ。ベトナムでの生産金額は2010年3月期に約15億円だが、2011年3月期は30億円と倍増させる計画。カプセル玩具やミニカー「トミカ」は現在それぞれ3割、6割をベトナムで生産委託しているが、来期は全量に切り替える。

■日揮 シンガポール社と中国で海水淡水化事業
日揮は、シンガポールの大手水処理会社ハイフラックスと共同で、中国で海水淡水化事業を始める。年内に折半出資の事業運営会社「H.J.ニュースプリング」を香港で設立する。ハイフラックスが今年7月に天津市で始めた日産能力10万トンの海水淡水化事業に日揮が参画。2011年後半にも同15万トンに設備を増強。設備の建設はハイフラックス傘下の企業が担当する。造られた水は工業用水として周辺の石油化学工業地域向けに販売する。

■日揮 湖沼で水質浄化事業
日揮は、中国で湖沼の水質浄化事業を開始する。福岡のベンチャー企業が開発したオゾンを使う装置を活用し、自社のプラント技術を組み合わせてシステムで納入する。太湖(江蘇省・浙江省)で行った実験を踏まえ、2010年上期に昆明湖(雲南省)で実証する。

■野村総合研究所 中国のユビキタス実験事業に参画 
野村総合研究所は、中国政府が進めるユビキタス社会推進プロジェクトの実験事業に参画する。中国政府が国営企業や研究機関など60社を集めて立ち上げた推進団体に参加。中国側に日本の先行事例を情報提供し、日本のIT企業などにインフラ整備事業への入札参加を仲介する。

■石光商事 コーヒー豆販売で合弁設立 
コーヒー豆や食品輸入販売の石光商事は、福建省にコーヒー豆を加工・販売する合弁会社「紫光珈琲」を設立する。設立日は未定。資本金は約1億8500万円。出資比率は石光商事43.3%、関連会社の東京アライドコーヒーロースターズ(東京)5.7%、飲料水などの製造販売を手掛ける福建紫山集団が51%。石光商事と福建紫山集団はこれまでも中国で食品の合弁会社を設立している。

■東芝 大型水力発電設備に本格参入 
東芝は、80%出資する合弁工場の東芝水電設備杭州(浙江省)内に、実際に受注した水車の模型を使って発電効率などの性能を検証できる大型試験設備を新設する。1棟目を2010年2月に稼働、来年度以降に2,3棟目を整備する。投資額は合計で約10億円となる見通し。

■東京精密 中国での売上高を35億円に
東京精密は、中国現地企業向けの販売を強化し、2011年度までに中国での売上高を2008年度比2.5倍の約35億円に引き上げる。自動車の燃費改善や振動抑制のため、ピストンリングなどエンジン摺動(しゅうどう)部品の計測に用いる表面粗さ測定機や真円度測定機を売り込む。また2010年春までに武漢(湖北省)と無錫(江蘇省)に販売拠点を設け、中国で全9拠点体制にする。

■ミツトヨ 計測器販売を強化
ミツトヨ(川崎市)は、品質保証に力を入れる中国の現地企業向けの計測機販売を強化し、2011年度までに中国の売上高を100億円と、2008年度比で倍増させる。同社は現在、上海、天津、東莞など約20の販売・サービス拠点を持ち、200人程度のスタッフを抱えている。

■ダイフク 中国向け事業を拡大
倉庫の搬送装置などを製造、販売するダイフクは、2012年度の中国での売上高を2008年度実績比約36%増の150億円に引き上げる。同社は中国国内で医薬や食品、家電業界などが相次ぎ建設している大型配送センター向け装置に関し、今年だけで6件受注した。

■パイオニア 蘇寧電器と提携
パイオニアは、中国家電販売大手・蘇寧電器(南京市)と提携した。パイオニアの中国市場でのAV機器売り上げ規模は現在、数十億円程度。3年目には蘇寧電器の店舗を通じたパイオニア製AV(音響・映像)機器の販売を100億円に増やす計画。また、蘇寧電器が今後進める液晶テレビの開発にも協力。品質確認を請け負い、「パイオニア」ブランドを付けて販売することを認めた。

■日本エーエムシー 杭州にアンテナ店 
建設機械向け接合部品製造の日本エー・エム・シー(日本AMC、福井市)は北陸の中小企業向けに中国での製品販売を支援する。来年2月にも杭州のショッピングセンター(SC)にアンテナショップを開設、中国進出を希望する企業に出展してもらう。利用には初期費用5万2500円に加え、毎月同額の基本手数料が必要。

■三菱UFJニコス、銀聯と提携 
三菱UFJニコスは、「銀聯(ぎんれん)カード」を展開する中国銀聯と提携、来年3月から銀聯ブランドのクレジットカードを発行する。三菱UFJニコスは今回の提携で、MUFGカードとUFJカードの会員に「三菱UFJニコス銀聯カード」を発行。発行手数料は1050円だが、年会費は不要、銀聯加盟店でカードを利用した場合は通常の2倍のポイントを付ける。

■日本製鋼所室蘭製作所 風力発電主翼生産の中国委託を拡大 
日本製鋼所室蘭製作所(室蘭市)は、風力発電機の生産体制を強化し、基幹部品のブレード(主翼)の中国企業への生産委託量を従来の3倍に引き上げ、自社を含む生産能力を現在の6割増とする。

■日本バルカー工業 技術講習会を拡充
日本バルカー工業は、中国での技術講習会の内容を拡充し、シール材の顧客開拓を強化する。上海で開催する講習会は、初めて広島大学産学連携センターと共催、広大教授が漏えい防止技術全体について講演することで、プラントなどの設計者の参加を増やす計画。石油化学をはじめプラントの建設が続く中国ではシール材の需要増加も期待されている。

■三井住友海上火災保険 中国の保険大手に60億円出資
三井住友海上火災保険は、中国保険大手・中国太平洋保険集団に約60億円を出資する。同社が中国の保険会社に出資するのは初めて。 中国太平洋保険集団は、年間保険料収入が6千億円強、中国市場で損保2位、生保3位の売り上げ規模。

■サントリーホールディングス 中国のワイン会社を買収
サントリーホールディングスは、中国のワイン輸入販売会社「ASC ファインワインズ ホールディング」の発行済み株式の70%を取得することで合意した。買収額は約45億円とみられる。

■サイバーエージェント 中国でVB育成ファンド 
インターネット広告代理店のサイバーエージェントは、来年初めをメドに20億円規模のファンドを設立する。中国のネットベンチャーに投資し、サイバーのグループ企業との提携や取引先の紹介などを通じて成長を支援。米国や香港市場への新規株式公開などでの利益確保を目指す。運用期間は7年。標準的な投資額は1社当たり1億円程度を想定している。サイバーは自社で5億円程度出資し、他に国内ネット企業などの資金を受け入れる。

■シャープ 中国最大手の携帯事業者に3G端末供給
シャープは、早ければ2010年1月に中国最大の携帯電話事業者・中国移動(チャイナ・モバイル)へ中国独自の第3世代規格(3G)「TD―SCDMA」対応の携帯電話端末を初めて納入する。シャープは今年8月に日本と同じ3G対応製品を中国大手3事業者の一つ中国聯通(チャイナ・ユニコム)へ納入していた。

■丸紅 排出枠取得事業で合弁
丸紅は、アモイ市(福建省)に中国企業と合弁会社を設立し、12月からco2換算で年間約10万トンの排出量を生み出すクリーン開発メカニズム(CDM)事業を始める。合弁会社の資本金は1450万で丸紅は14%出資。ごみ埋め立て場から回収したメタンガスで来月から発電能力2メガ(1メガは100万)ワットの発電施設をつくり、生み出した電気の全量をアモイ市の電業局へ販売する。

■イオンモール 天津にショッピングセンター開業  
イオン傘下のデベロッパー・イオンモールは、来年秋、天津市にショッピングセンター「イオンモール天津TEDAショッピングセンター」を開業する。イオンの中国でのモール型ショッピングセンターは、昨年11月に開業した北京国際商城SC(北京市)に続いて2カ所目。営業面積は約7万5000u、天津市内では最大級の商業施設となる。

■井野屋 かばんの製造直販型小売業を展開
井野屋(大阪市)は、6月に現地販売子会社・上海井野屋貿易(上海)を設立、2010年5月の上海万国博覧会開幕に合わせて今後、上海に計4店を出店する。
百貨店や大型専門店、総合スーパー等を中心にテナント出店する形をとる。同社は本社と東京営業所で製品企画、開発などを担当。日本国内工場と中国山東省の2工場で生産を行っている。

■三和ホールディングス 中国でシャッター拡販
三和ホールディングスは、中国の宝鋼集団グループと合弁で設立した上海宝産三和門業の営業員を増員し、現在、10%強ある上海でのシェアを2010年に20%とすることを目指す。シャッター販売のほか、メンテナンスの24時間フルタイムサービス(FTS)の展開地域を広げ、競合他社との差別化も図っている。

■FDK 上海のコイル子会社を精算
FDKは、上海で液晶デバイスやコイルを生産している子会社を清算する。2010年1月から清算手続きを始める。受注の激減で売上高が激減し、回復が見込めないと判断。

■日立公共システムエンジニアリング ソフトを中国で本格販売
日立公共システムエンジニアリング(日立GP)は、障害者や高齢者にも使いやすいウェブサイトを実現するアクセシビリティー対応ソフト「貼心広角」を中国で本格販売する。中国でインターネットの普及・促進を行う「中国インターネット協会」が構築したアクセシビリティー対応モデルサイトに同ソフトが採用されたのを機に、ソフトの認知度を高める。

■スーパー銭湯・極楽湯 現地企業と提携
スーパー銭湯を展開する極楽湯は、中国政府系大手金融グループ・中国中信集団(CITIC)傘下の投資運用会社・CITICインターナショナル・アセッツ・マネジメント(CIAM、香港)と業務・資本提携した。同社などと合弁で香港に新会社を設立、2011年3月末までに中国国内で第1号の温浴施設を開業する計画。

■サティス製薬 ナマコのエキス活用化粧品を中国向けに製造 
化粧品のOEM受託のサティス製薬(埼玉県)は、ナマコから抽出する保湿成分を使った化粧品を本格的に製造販売する。長崎県大村湾で水揚げする食用ナマコのうち規格外品を原料にして製品化し、年明けにもOEM取引先に中国市場向けの化粧品を出荷する。

■三井物産 中国企業集団と多面的協業
三井物産は、11月初旬に中国最大の肥料会社などを傘下に持つ雲天化集団と業務提携を締結。肥料原料、肥料製品のほか、同集団が持つ食品原料や硝子繊維、エネルギー分野でも協業を検討。雲天化集団は化学肥料やリン系化学品、複合材料など5分野の事業子会社を保有する企業集団。三井物産はこれまで同集団と肥料原料や肥料の輸出入に取り組んできたが、今回の提携を機にさらに踏み込んだ取引関係をつくる。


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[その他外資企業]

■仏サフラン・米GE 中国国産旅客機向け動力装置を共同受注     
仏航空宇宙大手サフランと米ゼネラル・エレクトリック(GE)は、中国の大型旅客機「C919」向けの動力装置を供給する大型契約を受注した。受注規模は、サフランと事業パートナーであるGEそれぞれに当初は50億ドルだが、30年間で最終的に150億ドル程度になる可能性がある。C919機は中国国産旅客機としては最大規模となり、2016年に納入開始する予定。

■現代自動車 商用車の合弁事業設立で仮合意
韓国の現代自動車は、中国の北奔重型汽車と4億ドル規模の商用車合弁事業を設立することで仮合意した。合弁事業は両社による折半出資で、北奔重型汽車の大型トラック部門(年間生産能力4万台)を買収し、来年に立ち上げる。

■フランス電力公社 中国で合弁 世界最大級の原発建設へ
電力大手・フランス電力公社(EDF)は、中国の原子力発電大手・広東核電集団と広東省で原発を建設するため、約167億元を投じて合弁会社を設立した。出資比率は中国側70%、フランス側30%。1期工事では、単一の炉としては世界最大級となる出力175万キロワットの欧州型加圧水型軽水炉(EPR)2基を建設、1号機は2013年末に運転を開始予定。

■米フォード・モーター 吉利にボルボ売却  
米フォード・モーターは、傘下の高級車ブランド「ボルボ」(スウェーデン)を中国の民営自動車大手・浙江吉利控股集団に売却することで基本合意した。2010年1〜3月に契約の詳細を詰め、政府などの承認を得て4〜6月に売却手続きを終える計画。

■ユニリーバ 中国での年間売上高が10億ユーロに
英オランダ系食品・日用品大手のユニリーバは、中国での年間売上高が10億ユーロに達し、年間の売上高伸び率は少なくとも15%に達するとの見通しを明らかにした。

■ゼネラル・モーターズ インドでの生産・販売に向け上海汽車と合弁へ
※ゼネラル・モーターズ(GM)は、中国の上海汽車と2010年第1四半期にインドでの生産に向け合弁事業を立ち上げる。 GMは声明で、同社と上海汽車の合弁が現在生産している小型車と小型商用車をインド国内で生産し販売することを明らかにした。さらに、上海汽車と50%ずつ出資する中国の合弁事業について、GMが株式1%を上海汽車に移すことで合意した。

■ブラックベリー 中国で販売 
カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)は、スマートフォン(高機能携帯電話)ブラックベリーの中国市場での販売を来年初めに開始する。RIMは中国移動通信集団(チャイナモバイル)などと提携。インターネットを使ったメールやショッピングを簡単に利用できるサービスを投入する。

■現代自動車 中国に新工場
韓国の現代自動車は、中国で3番目となる完成車工場を北京に新設する。8億ドル程度を投じて2011年末に稼働する予定。同社は現在、北京に2つの工場を持っている。新工場の年間生産能力は30万台。フル稼働すれば傘下の起亜自動車の工場と合わせ、中国でのグループ生産能力は130万台超と、従来計画に比べ3割増となる。


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