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中国市場への視点
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中国市場への視点 ~便利さを求めて~

社内に14年間上海で暮らした同僚がいます。このサマリーを書くにあたり、上海で最近何か目新しいものはないかと聞いたところ、「自転車シェアリング」を挙げました。私が住んでいた2009年までの上海には自転車シェアリングはなく、自転車よりクルマに乗る市民が増えつつあった時代でした。この「自転車シェアリング」は日本でもよく耳にするサービスではありますが、上海でもこのサービスを利用できるのかと驚きながら、調べてみました。

同僚の話によると、自転車シェアリングサービスは2015年にはすでにあったようで、地下鉄の駅周辺にサイクルポートが設置されてあったと言います。最近では、自転車シェアリングの専用アプリを利用したサービスが展開されています。

例えば、北京摩拝科技有限公司が行っている「摩拝単車」というアプリの自転車シェアリングサービスは、サイクルポートでの貸出・返却が不要。このアプリの自転車にはGPSが装着されており、アプリで自転車に貼付されたQRコードをアプリで読み取ることで、貸出の手続が完了します。

付近の空き自転車情報を入手、好きなところで借りて、好きなところで乗り捨てることができます。自転車の利用料はMobikeが30分間1元、Mobile Liteが30分0.5元と安く使うことができます。

摩拝単車出典:「摩拝単車」HP

日本の自転車保有台数は、2013年時点で7,150万台に上っています。日本では放置自転車や駐輪スペースの確保が問題として取り上げられていますが、自転車シェアサービスはこれらの問題を軽減できる一つの手段となっています。

一方の中国では、2013年末時点で自転車保有台数は3.70億台(うち、電動自転車は1.81億台)となっています。日本で発生しているような放置自転車や駐輪スペースの問題は聞いたことがないのですが、壊れた自転車の放置は目にすることがあるようです・・・。

先ごろiiMediaから報告された「2016年中国レンタル自転車市場分析報告」によると、2016年の市場規模は0.54億元で利用者は425.16万人と言います。2019年には市場規模が1.63億元、利用者は1,026.15億人と予測されています。運用方式が整っていない現在、市場規模としては決して大きなものではありません。

しかし、今後、運用方式が調整されていけば、さらに拡大した市場に成長するのではないかと見られています。自転車シェアリングサービスがさらに広まると、市民や旅行者の楽しみ方が大きく変わることが予想できます。上海では交通ルールのマナーがさらに叫ばれることになると思いますが、旅行者が楽しみやすい街になると期待ができます。

長い期間、中国にいた者からすると、中国もどんどん便利になり、生活しやすくなると感じる反面、少し寂しくもなります。それは躍動感あふれる街から成熟した街に変化したと感じるからです。便利になることは、生活水準が高まったと肌で感じることができ、次の進化への楽しみになります。それでも、時には、道端で世間話をする人の声が懐かしくなるものです。    (C.Y)

出所:(財)自転車産業振興協会

出所:新華網(2014年4月27日)



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