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  2011年11月 日系企業他中国進出状況  

「中国投資・ビジネスガイドブック」
エヌ・エヌ・エー、チャイナワーク[編]
今後の中国ビジネスのための新指針!
◇税法、物流、不動産、進出と撤退、人事労務などの最新情報を網羅
◇日系進出企業を熟知したエキスパートが専門分野を解説
◇開放された中国の巨大マーケットへの企業戦略にも必携

 

●日系企業 [生産拠点]     [国内市場その他] ●その他外資企業

≪日系企業≫

[生産拠点]

■ティラド 建設機械用アルミ熱交換器の製造・販売会社設立
ティラドは江蘇省常熟市高新技術産業園内に、建設機械用アルミ熱交換器の製造・販売子会社「東洋熱交換器(常熟)」を設立する。2012年4月設立の予定で、生産開始は2013年初頭に計画している。登録資本金は1200万米ドル、出資比率はティラド90%、三菱商事ユニメタルズ10%。

■デンソー 広州のカーエアコン生産拠点を移転
デンソーは、広州増城市にある広州電装(DMGZ)の新工場を、中国広州東部交通センター建設計画に伴う中国政府の移転要請に対応するため、現所在地から北東約8kmに建設する。新工場は2012年2月に着工、2013年1月までに完成する計画。投資額は約63億円。
移転を機に建屋面積を約1.4倍の約5万7000uに拡張し、カーエアコン、コンデンサー、ラジエーターの生産能力を増強する。

■ソニー タイ洪水で中国のコンパクトデジカメ工場生産調整
ソニーは無錫市のコンパクトデジタルカメラ工場で生産調整に入った。タイの洪水で同国からの部品供給が滞っており、通常生産が困難になったため。

■広汽豊田発動機 新型ARエンジンの生産開始
トヨタ自動車(中国)投資有限公司は、トヨタと広州汽車が共同出資するエンジン製造会社、広汽豊田発動機(GTE)が新型の直列4気筒エンジン(ARエンジン)の生産を10月から開始した。 2.5リットル、2.7リットル及び2.5リットルのハイブリッド車向けの3種を生産し、2.5リットル型は近く中国で発売予定の新型カムリに搭載される。

■トヨタ 新型エンジン生産開始
トヨタ自動車(株)は、広州汽車集団股分有限公司と共同で設立した広汽トヨタエンジン有限会社で、新型直列4気筒エンジン(以下、ARエンジン)の生産を10月から開始した。
今回、生産を開始したARエンジンは、2.5L、2.7L、及び2.5Lハイブリッド用エンジンの3種であり、そのうち2.5Lエンジンは近日、中国で発売予定の新型カムリに搭載される。

■ダイキン工業 次世代冷媒を中国で先行採用
ダイキン工業は2012年4月から中国で生産する家庭用エアコンに、先進国で主流の冷媒に比べ地球温暖化をもたらす程度を示す温暖化係数が約3分の1のハイドロフルオロカ−ボン(HFC)32を採用する。江蘇省蘇州市の新工場で生産する戦略機に適用する方針。

■住商 食肉事業の合弁会社を設立
住友商事株式会社は、四川新希望農業股分有限公司と食肉事業に関わる合弁契約に合意した。今後中国北京市に設立される合弁会社「北京新友食品有限公司」では、豚肉を中心とした食肉の加工や輸出入、小売を含む販売事業を行い、早期に売上高100億円を目指す。

■住商 佛山住商肥料の新工場開業
住友商事の合弁会社「佛山住商肥料」が、佛山市内に化成肥料の新工場を開業した。
佛山住商肥料は2008年末に、中国南方の市場開拓を視野に設立し、新工場は年産20万トンの化成肥料生産規模を持ち、本年夏から試験生産を行ってきた。

■新日鐵 武漢に合弁会社設立
新日本製鐵は、武漢鋼鉄と武漢市にブリキ製造・販売の合弁会社「武例新日鉄 (武双)彼錫板有限公司」を設立した。工場は武漢市内に位置する武鋼の製鉄所構内に建設する予定。2013年度の稼働を目指す。

■昭和産業 新工場建設
昭和産業の大成集団との合弁会社が、新工場を建設する。従来の乳・卵フリーの設備の他に新たにラインを増設し、新工場の製造能力は年1万2000トンの倍増となる。

■ホンダ 重慶市に新工場竣工
本田技研工業の汎用製品生産販売合弁会社である「嘉陵−本田発動機」が進めていた新工場が竣工した。新工場の投資額は約2.1億元(約25億円)、鋳造、プレス、塗装、完成品の組み立て、点検、製品梱包などの生産工程を備え、旧工場で培った生産技術と新たな環境技術を取り入れた先進的な工場として来月から稼働開始する。

■ニホンフラッシュ 製造子会社を設立
日本フラッシュは、江西省宜春市経済技術開発区に子会社設立を決めた。室内ドア・化粧造作材・収納ユニット等内装システム部材の製造販売を行う。投資額は2200万米ドル、敷地面積6万6700uに建屋面積2万7100uの工場を建設し、2012年8月創業の計画。

■河西工業 自動車用内装部品を生産
河西工業は、河南省開封市に合弁で自動車用内装部品の製造・販売会社を設立する。出資比率は河西工業10%、広州河西50%、海南鈞達40%、資本金6000万人民元(約7億5000万円)、2012年1月設立予定。

■淀川製鋼所 めっき鋼板・カラー鋼板生産
淀川製鋼所は、合肥経済技術開発区に子会社「淀川盛餘(合肥)高科技鋼板」を設立し、めっき鋼板・カラー鋼板の製造を開始する。11月下旬に着工、来年4月稼働の予定。

■豊田通商、朝日工業 山東省に合弁会社設立
豊田通商と朝日工業は、中国の大手食品会社である龍大食品集団と、山東省で有機と有機化成肥料製造・販売の合弁会社を設立する。資本金は2500万元(約3億円)、出資比率は豊田通商グループ37%(内、豊田通商中国12%)、龍大食品集団33%、朝日工業30%。

■ニチレイロジグループ 上海で物流センター増設
ニチレイロジグループの子会社「上海鮮冷儲運」は、既設棟隣接地に物流センターの増設を行う。自社車両台数増強により上海地区での配送頻度を向上させるとともに、華東地区 (蘇州・杭州)への輸送も強化し、サービス範囲を拡大する。

■朝日理化と朝日精密工業 金型から成形まで一貫生産
朝日理化と朝日精密工業は、共同で山東省東営市に全額出資の子会社「東営朝日塑料制品」を設立する。東営経済開発区で、金型からプラスチック成形までの一貫生産体制を整える。初の海外進出。2012年5月の稼働を目指す。

■ジヤトコ 子会社のCVT部材現調率を金額で90%に
ジヤトコは無段変速機(CVT)を生産する中国子会社で、2012年をめどに購入部材の現地調達率を金額ベースで90%に引き上げる。現地サプライヤーの開拓・育成を加速してコスト競争力を向上する。

■豊和工業 空気圧シリンダーをOEM生産
豊和工業は12月にも全額出資の現地法人「豊和天津機床」で空気圧シリンダー「ロッドレスシリンダ」のOEM(相手先ブランド)生産を始める。2012年に売上高1億3000万円を見込む。

■川崎重工業 建設機械用油圧機器の新工場が完成
川崎重工は、中国における油圧機器製造拠点「川崎精密機械(蘇州)有限公司」において、建設機械用油圧機器の新工場を完成させ、生産を開始した。同社の西神戸工場よりコアパーツの供給を受け油圧機器の組立生産を行う。これにより、新工場の生産能力は現在の約2倍にあたる年産11万台に増強される。

■JFEエンジ 北京に現法設立
JFEエンジニアリングは、2011年内に北京市でゴミ焼却炉事業などを手がける現地法人を新設する。現地のゴミ処理需要増に対応し、新規プラント案件などの情報収集と営業活動を担当する。

■日本電産 タイ洪水でHDD用モーター生産を比・中国に移管
日本電産は、タイのハードディスク駆動装置(HDD)用モーターの生産をフィリピンと中国の工場に移管している。中国で月産1000万台から1.5倍の1500万台に引き上げる。


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[中国国内市場 その他]
■佐川グローバルロジスティクス 広州市で宅配便開始
佐川グローバルロジスティクスは、広州市において宅配便事業を開始する。上海大衆佐川急便物流が、広州市に拠点(広州分公司)を開設し、11月21日より広州市と隣接する佛山市エリアでの宅配便事業を開始する。

■大ガス 炭鉱でメタン濃縮
大阪ガスは低濃度の炭鉱メタンガス(CMM)を都市ガス向けに濃縮する設備を中国山西省の炭鉱に設置する。新エネルギー・産業技術総合開発機構の委託事業で、中国側負担の都市ガスへの供給設備と合わせ投資額は8億5000万円。2012年末にも稼働する。商用機としては初の導入。大阪ガスは中国の炭鉱を中心に売り込む。

■日立 特許検索に中国語版サ−ビス
日立製作所は中国をはじめとした海外向けに、特許情報検索サ−ビスを拡販する。12月に中国語版のサ−ビスを始めるほか、並行して米国と中国、インド、タイなど海外4カ国の意匠公報を翻訳せずにそのまま検索対象に加えた。これにより、外国人スタッフが特許を検索しやすくなる。

■丸運 物流合弁会社を設立
丸運は江蘇省常州市で合弁会社「丸運安科迅」を設立し、営業を開始する。
丸運は、上海の現地法人「丸運国際貨運代理(上海)」において、日中間の輸出入業務、中国国内の運送業務等を行っており、中国における物流事業の更なる展開のため、物流会社を設立した。

■近鉄エクスプレス 広州に独資設立
近鉄エクスプレスは、広州市に独資子会社「Kintetsu World Express (Guangzhou) Limited」を設立し、営業を開始した。日系・外資系メーカーが広東省内陸部および近隣他省に生産拠点を移すケースが増加しており、地域に密着した営業体制が不可欠と判断し、広州市に法人を設立した。

■商船三井ロジスティクス 重慶市と武漢市に支店開設
商船三井ロジスティクスの中国現地法人「上海華加国際貨運代理」が、重慶市と武漢市に支店を開設し、営業を開始した。重慶市は昨今、パソコンメーカーの生産拠点の移動が加速しており、更なる拡大が見込まれている。武漢市は、同市を中心として湖南省・江西省・安徽省・河南省に商業が展開しており、以前より日系企業の進出が進んでいるため、これからもますます発展が期待される。

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[その他外資企業]

■エアバス 天津に物流センター竣工
エアバスは、天津保税区総合保税地域に物流センターを竣工した。中国における物流、サプライチェーンの管理を最適化し、サポートする狙いで整備したもので、ヨーロッパと同様の対応ができる。今回の物流センター整備により、最適化したサプライチェーンによって、エアバスの生産ラインの効率を高め、物流コストが削減できるとしている。

■ディズニー 中国アニメ「喜羊羊と灰太狼」と提携
中国の人気アニメ、「喜羊羊と灰太狼」がディズニーと提携する。
「喜羊羊と灰太狼」の版権を所有する「広東原創動力文化伝播」は、ディズニーと「喜羊羊と灰太狼」の世界市場における版権承認業務の共同提携を締結したことを発表した。 
広東原創動力文化伝播は、ディズニーの力を借りて、「喜羊羊と灰太狼」の国際ブランド化を推進していく方針。

■ドイツの電気自動車充電規格 採用を決定
中国汽車技術研究は、中国の電気自動車充電規格にドイツの基準を採用することを決定した。ドイツの主要5社(フォルクスワーゲン、アウディ、BMW、ダイムラー、ポルシェ)に加え、アメリカのフォードとゼネラルモーターズも採用を決定している。

■GM 10月の販売台数は22万400台
ゼネラルモーターズの中国市場における2011年10月の自動車販売台数は、前年同期比10%増の22万400台となった。売上は順調に拡大しているものの、上昇幅は9月の15%に比較すると鈍化している。中国全体で10月の自動車販売台数は前年同期比4.2%減となっているので、GMの成長鈍化の原因は中国市場需要の減少にあるとされている。


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