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  2011年09月 日系企業他中国進出状況  

「中国投資・ビジネスガイドブック」
エヌ・エヌ・エー、チャイナワーク[編]
今後の中国ビジネスのための新指針!
◇税法、物流、不動産、進出と撤退、人事労務などの最新情報を網羅
◇日系進出企業を熟知したエキスパートが専門分野を解説
◇開放された中国の巨大マーケットへの企業戦略にも必携

 

●日系企業 [生産拠点]     [国内市場その他] ●その他外資企業

≪日系企業≫

[生産拠点]

■トランコム 中国で求貨求車事業を展開
トランコムは中国で物流情報サービス事業(求貨求車事業など)を目的に、大連市で大連創新零部件製造と合弁会社を設立する。
求貨求車事業は、トラックの貨物情報と空車情報をマッチングするシステム。
 
■三菱電機 中国にパワー半導体モジュールの製造会社設立
三菱電機は9月27日、中国での製造委託先である捷敏電子(上海)とパワー半導体モジュールの製造に関する合弁会社「三菱電機捷敏功率半導体(合肥)」を設立し、2012年1月から生産を開始する。
 
■神戸製鋼 自動車用冷延鋼板事業の合弁検討
神戸製鋼は鞍山鋼鉄と、自動車用冷延ハイテンの製造と販売を目的とする合弁会社の設立について共同検討を開始する。冷延ハイテンの製造設備、生産能力、立地、両社の役割など、合弁事業の枠組みや基本条件について、協議・検討を重ねる。

■日本スクリーン 杭州に新工場竣工
大日本スクリーン製造の子会社「美迪亜印刷設備(杭州)」の敷地内で建設を進めてきたCTP装置(印刷用刷版描画装置)の新たな製造工場が竣工した。世界トップシェアのCTP装置の中国での製造を一層強化するもの。

■JUKI 上海市で合弁製造会社設立
JUKIは上海市でシークスと合弁で製造会社「希革斯電子(上海)」を設立する。工業用ミシン製造子会社「重機(上海)工業」(上海市嘉定区)の電子工場をシークスと合弁で設立する新会社に譲り渡し、工業用ミシン等で使用している電子回路基板実装品や電装ボックスの製造を委託の上、コストダウンをはかり、電子部品の効率的かつ安定的調達を推進する。
 
■ダイキン工業 常熟工場にフッ素塗料の生産設備新設
ダイキン工業は、中国でフッ素化学製品の製造・販売子会社「大金フッ素化学(中国)」の常熟工場に、フッ素塗料「ゼッフル」の生産設備を新設する。2013年6月からの量産開始を計画しており、設備投資額は約12億円を予定している。

■ブリヂストン 武漢に自動車シート用ウレタンフォーム工場建設
ブリヂストンは、中国市場での自動車の需要増加に対応するため、湖北省武漢市「普利司通(武漢)化工制品有限公司」に自動車シート用ウレタンフォーム工場を建設する。設備投資総額は約1100万ドル(約10億円)で、生産能力は年産約30万台分。

■パイオニア風力機、靴底の汚れ除去マット生産
パイオニア風力機は2013年をめどに中国・寧波市で、靴底の汚れを除去する業務用エア吸着マットの生産を始める。月産能力20台程度を想定し、2014年6月期の全社販売台数を約1000台にする。

■日立ソリューションズ 北京に現法設立
日立ソリューションズは2011年10月1日に、北京に現地法人「日立解決方案(中国)」を設立する。意思決定を早め、現地企業へのシステム構築やソフトウエア開発を本格化する。 上海には同年11月の支店開設を目指す。新会社の資本金は5000万元(約6億円)で、日立ソリューションズが90%、日立製作所の中国現地法人「日立(中国)」が10%出資する。

■CRS埼玉 廃車リサイクル工場着工
CRS埼玉は、中国で廃車のリサイクル事業に乗り出す。2011年10月に江蘇省張家港市で第1号の事業子会社「CAPA(張家港)資源再生」が工場建設を始める。向こう10年間で中国全土に20の事業子会社を展開する計画。大量発生が予想される中国国内の廃棄自動車リサイクル需要を取り込むのが狙い。

■オムロン FA機器のCSC9拠点
オムロンは2012年夏までに中国で工場自動化(FA)機器のカスタマーサービスセンター(CSC)を現在の3拠点から9拠点に増やし、スタッフ数を現在比最大3割増員する。
10月に瀋陽と成都に新設し、内陸部などの空白地域をカバーする。

■日本電産トーソク  ダイカスト製造合弁会社設立
日本電産トーソクは、金型製造メーカーの魚岸精機工業と中国で合弁会社を設立する。新会社は、自動車部品向けのアルミダイカスト製品を、子会社である日本電産東測(浙江)に供給する他、将来は他社向けにダイカスト製品と金型の製造販売も予定している。更なるコスト低減や、物流の合理化などを行い、中国での自動車部品需要の増加に対応する。

■ミクロン電気 産機向け大型抵抗器生産
ミクロン電気は、中国で産業機器向けの大型抵抗器を生産する。約1000万円を投じ、2011年9月から上海の生産子会社「上海米庫龍電気」に生産設備を導入。年内をめどに新ラインを立ち上げ、製品ラインアップを拡充する。顧客の工作機械メーカーなどが中国進出を相次いでいることから、現地の供給体制とコスト競争力の強化を狙う。

■NTN 上海の車用ハブベアリングのライン改善
NTNは中国生産子会社の上海NTN(上海市)で、自動車用部品のハブベアリングの生産ラインを改善し、設備稼働を従来比25%向上、生産個数を同約30%増とした。新興国を中心に自動車市場が膨らみ、需要が急増するハブベアリングの増産を目的としたQCサークル活動が成果を上げた。同子会社が手掛けるほかの生産品目などにも改善手法を活用するほか、上海発のQC活動を世界各国のグループ会社で共有して活用する。

■セイコーHD クロック生産を新工場に集約
セイコーホールディングス(HD)は広州と深センの2工場を閉鎖し、広州で12月に稼働する新工場にクロック(掛け・置き時計)のムーブメント生産を集約する。タイ工場からも生産移管し、国内では岐阜工場の生産規模を縮小する。

■木田バルブ・ボール 常州市に工場 
木田バルブ・ボールは、流体制御の重要部品であるボールバルブのボール(弁体)の生産で同社初の海外拠点を江蘇省常州市に設け、2012年4月に生産を始める。投資額は約1億円。同社の生産量全体の5−10%を占める小径サイズのボールを生産する。日系バルブメーカーに供給し、売上高は初年度6000万円、3年後に2、3億円を目指す。

■東研サーモテック 中国生産子会社を増強
東研サーモテックは、蘇州市の生産子会社の東研(蘇州)熱処理を2012年4月までに増強する。2013年に隣接地に新工場を建設し、自動車部品や建設機械の大型部品などの熱処理需要の伸びに対応する。

■木村刃物製造 工業用刃物の年産能力を1.5倍に増強
木村刃物製造は2012年1月をめどに工業用刃物の年産能力を現在の1.5倍の約30万枚に引き上げる。大連工場に仕上げ工程用の研磨機などを導入する。投資額は約1億円。能力増強と合わせ、上海から南に現地販売拠点を1カ所増設して体制を強化する。

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[中国国内市場 その他]
■三菱電機 中国最高層ビル向けエレベーター受注
三菱電機は28日、中国・上海市に建設中の中国国内最高層ビル「中国中心大厦」(地上632m)向けに受注したと発表した。受注台数は全部106台、そのうち世界最速となる分速1080mのエレベーター3台も含む。これまでの世界最速は台湾にあるエレベーター(分速1010m)であった。ビルが完工する2014年に向けて、今秋から順次出荷する。
 
■三菱東京UFJ銀 中国拠点1割増員
三菱東京UFJ銀行は、決済など法人向けの金融サービスや投資銀行業務を強化するため、2013年にも中国法人の人員を現在比1割増の2200人に増強する。支店・出張所数も現行の15拠点から20拠点に増設し、新たに加えた人員を配置する。
 
■三菱商事 瀋陽市で分譲住宅開発
三菱商事は瀋陽市の大規模分譲住宅開発事業に参画する。
中国の大手デベロッパー金地集団(深セン市)と合弁で設立した現地のプロジェクト会社に約50億円を出資し、非常勤役員、常駐社員それぞれ2人を派遣する。
瀋陽市の開発事業は総事業費約600億円で、敷地面積約20万平方メートルの土地に分譲住宅約4000戸、店舗を約2万8500平方メートル開発する。11月に第1期分の販売が始まる予定。
 
■東芝三菱電機産業システム ガスパイプライン向け電機設備受注
東芝三菱電機産業システムは中国石油菅道建設が建設中のガスパイプライン「西気東輸II線」向けに、コンプレッサー用超高速大容量モーターと電圧型可変速ドライブ装置などの電機設備12セットを約40億円で受注した。
 
■河野製作所 世界最小の医療用縫合針など販売
河野製作所は中国で医療用縫合針など微細手術(マイクロサージャリー)用製品を販売する。天津市の医療機関と年内にも納入契約を結び供給を始める。

■丸紅 資生堂のネット通販事業で物流とコールセンター業務受託
丸紅は、資生堂の中国法人である「資生堂(中国)投資有限公司」が9月15日より開始する中国でのネット通販事業で、物流とコールセンターの業務を受託した。「北京外紅国際物流」と、コールセンター事業の「益峰客戸関係管理(上海)」が、中国全土向けの物流業務とコールセンター業務を提供する。

■KDDI スマホ向けアプリ配信
KDDIは、「アンドロイド」を搭載したスマートフォン向けアプリケーションの配信事業を中国で始める。まずは日本の電子書籍やゲームなど22種類の配信を9月下旬から開始。
中国最大の携帯電話事業者チャイナモバイルが運営するアプリの販売サイト「モバイルマーケット」で配信する。

■日本IBM 資生堂の中国における「グローバル情報システム」の稼働開始を支援
日本アイ・ビー・エムは、資生堂のグローバル・ビジネスを支える基幹システム「グローバル情報システム」において、生産会社向け、製販会社向け、販売会社向けテンプレートの構築を支援し、上海(中国)2社での稼働を本年7月4日に開始した。さらに、これらテンプレートを、2012年1月に北京(中国)1社にて稼働開始する予定。

■ホンダ 中国でフィットなど3車種25万台リコール
中国国家品質監督検査検疫総局の2011年9月5日の発表によると、ホンダの合弁会社「広汽ホンダ」と「東風ホンダ」は、パワーウインドーに不具合があったとして、中国で販売している乗用車「フィット」、「フィットアリア」、「CR-V」の3車種、計約25万台を今月15日からリコールする。
今回のリコール対象車の内訳は、2005年8月8日から2007年12月8日の間に製造された「フィット」14万5542台、2005年8月1日から2007年8月22日の間に製造された「フィットアリア」8万1547台、2006年1月11日から2007年3月5日の間に製造されたスポーツタイプ多目的車(SUV)「CR-V」2万8677台の計25万5766台。

■イオン 中国で急速に事業拡大
イオンは、今後10年間で、中国に少なくとも2千店舗を開設する予定で、中国本部をまもなく設置する。中国ではこれまで、香港市場に起点を置き、青島市、広東省、北京市、天津市にそれぞれ独立会社を設立してきた。今後は中国本部がリーダーシップを取り、中国市場での発展ペースを加速させる予定。

■日通、みずほ銀行 中国展開で相互に協力関係構築
日本通運とみずほ銀行は、顧客の中国国内での販売機会の創出を目的に、相互に協力関係を構築することで合意した。中国での販路拡大を目指す、みずほ銀行の顧客を日本通運に紹介する。また、日本通運は中国向け販路拡大支援のため、物流を中心としたサービスを顧客に提供する、としている。

■日本IBM 大連に業務受託拠点
日本IBMは経理や購買などを一括代行する業務受託センターを、大連天地のソフトウェアパークで立ち上げた。日本IBMはグループ戦略に基づいて拠点を開設、日系企業向け業務受託サービスで新展開を目指す。

■伊藤忠商事 繊維大手企業と資本提携
伊藤忠商事と伊藤忠(中国)は、中国の繊維大手企業グループである山東如意科技集団の株式を30%取得することで合意した。今後、山東如意科技集団の持つ生産基盤を活用し、グローバルオペレーションの展開、製品縫製事業の技術力向上と活用、ブランドビジネスの開発など中国内販市場への販売強化を進めていく。

■日通 上海スーパーエクスプレス増便で国際海上輸送サービス強化
日本通運は9月2日、子会社の上海スーパーエクスプレスが博多〜上海間で運航する高速RORO船「上海スーパーエクスプレス」(SSE)の増便に伴い、10月より海上輸送サービスを拡充する。


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[その他外資企業]
■GMと上海汽車 EV共同開発
ゼネラル・モーターズ(GM)は、合弁パートナーである「上海汽車」(SAIC)と電気自動車(EV)の共同開発を行うことで合意した。モーターや電池などの基幹部品やEV向けの車体の開発、生産方式の設計などを含む「EVアーキテクチャー」を共同で開発する。

■8月ヒュンダイの中国市場販売 12.5%増
2011年9月14日、ヒュンダイ・起亜自動車グループの2011年8月の全世界における自動車販売台数は、前年同期比5%増の46万1941台となった。
同社の輸入車を除いた中国市場における販売台数は、同12.5%増の9万8044台、中国市場のセールスだけで全体の約20%を占め、同社にとって世界最大の市場。

■フェデックス 中国最大の営業所を上海に開設
フェデラルエクスプレス(フェデックス)は2011年9月8日、中国最大の新営業所を上海に開設し、中国の顧客ニーズの高まりと貨物量の伸びに対応する。
新営業所は浦東三林地区で、敷地面積は5140u。社員90名以上、集配車約70台、1時間当たり最大3500個の貨物仕分能力を有する最新の輸出入貨物の仕分けシステムを装備している。

■マグナ 上海エンジニアリングセンターを開所
オーストリアのマグナ・シュタイアーは、上海市嘉定区にあるエンジニアリングセンターを移転・拡張した。同社は吉林省長春市にも燃料供給装置関連の部品工場を建設する。

■ウェスキャスト 四川波鴻が買収へ
カナダに本社を置く自動車部品メーカー、ウェスキャスト・インダストリーズは2011年9月6日、四川波鴻工業有限公司からの買収提案を受け入れることで合意した。四川波鴻は1株13.6カナダドル(約1065円)、総額8000万カナダドル(62億7000万円)でウェスキャストの全株式を取得する。
ウェスキャストは、乗用車と小型トラック用の鋳造エキゾースト・マニホールドの世界最大のサプライヤー。波鴻グループは1999年設立で、子会社40社、自動車の4S(新車販売、アフタサービス、部品供給、顧客情報)のほか、製造業、不動産業、新エネルギー事業を展開している。四川省綿陽市で自動車の鋳造部品の製造を手掛けている。

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