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  2011年08月 日系企業他中国進出状況  

「中国投資・ビジネスガイドブック」
エヌ・エヌ・エー、チャイナワーク[編]
今後の中国ビジネスのための新指針!
◇税法、物流、不動産、進出と撤退、人事労務などの最新情報を網羅
◇日系進出企業を熟知したエキスパートが専門分野を解説
◇開放された中国の巨大マーケットへの企業戦略にも必携

 

●日系企業 [生産拠点]     [国内市場その他] ●その他外資企業

≪日系企業≫

[生産拠点]

■三井化学 スパンボンド不織布工場建設
三井化学は天津に独資でスパンボンド不織布製造・販売の新会社を設立する。投資額は約50億円。会社設立は12月で、営業運転開始は2013年9月を予定している。

■計測技研 充電機能付きLED電球で合弁
計測技研は深センに合弁会社を9月に設立し、発光ダイオード(LED)電球を生産し、年末には月20万個に引き上げる。増産により、現在約1億8000万円の全社売上高は2012年4月期に13億−15億円に増加する見込み。

■シンフォニア・テクノ OA機器用電磁クラッチを東莞に集約
シンフォニア・テクノロジーは電磁クラッチ・ブレーキ生産の再編に乗り出す。OA機器用のマイクロクラッチを東莞に集約する。同時に産業機器向けの電磁ブレーキは国内から天津に移管する。分散した生産拠点を整理し、効率化を追求する。

■日亜鋼業 天津市に合弁で工場新設
日亜鋼業は、中国で天津冶金鋼線鋼纜集団と合弁会社を設立する。
天津はめっき事業に必要なインフラ等の整備が整っており、天津冶金鋼線鋼纜集団はめっき線の製造、販売で実績のある。生産開始は2012年8月の予定。

■コマニー 南京市で工場新設
コマニーは南京市に4万uの工揚用地使用権の取得し子会社設立する。
ドア製品増産により収益改善を図るたの工場用地で、2013年1月に稼動する予定。

■富士ゼロックス 中国リサイクル拠点で廃棄ゼロ達成
富士ゼロックス株式会社が展開する中国統合リサイクルシステムの拠点、富士ゼロックスエコマニュファクチャリングにおいて、使用済み商品・消耗品などの再資源化率が2010年度に99.8%となり、「廃棄ゼロ」を達成した。同社は、2008年1月から稼働、中国における販売会社、富士ゼロックスチャイナが中国全土から回収した複合機・複写機などの使用済み商品やカートリッジを、鉄系、アルミ系、レンズ、ガラス、銅系など70のカテゴリーに徹底的に分解、分別、再資源化している。

■丸紅 飼料の生産・物流・加工で合弁
丸紅、シノグレイン、中国最大規模の農牧企業の六和集団は、中国全土で飼料合弁事業を展開する。最新鋭の飼料工場を建設し、中国飼料市場でのシェア拡大、飼料・畜産インテグレーション事業の基盤拡充を目指す。

■東洋ゴム、中国で北米向けトラック・バス用タイヤを生産
東洋ゴム工業は6月に買収した山東省の東洋タイヤ諸城(旧中国シルバーストーン)で、TOYOブランドのTBタイヤ製造のための技術移管と、設備投資を行う。早ければ9月にも「TOYO」ブランドの北米向けトラック・バス用タイヤの生産を始める。

■GMB 北京現代にウオーターポンプ軸受を供給
GMBは中国生産子会社の青島吉明美汽車配件(山東省)に約1.5億−2億円を投じて、自動車向けベアリングの生産設備を導入する。中国自動車メーカーの北京現代汽車から同ベアリングの受注を獲得したため。年内の量産開始を念頭に生産ラインを構築する。

■三菱倉庫とJAL、中国・アジア物流強化へ提携
三菱倉庫、日本航空(JAL)、JALの連結子会社で航空貨物フォワーダーのジュピター・グローバル・リミテッド(香港)は業務提携を締結した。ジュピターの株式を第三者割当増資で三菱倉庫が取得。三菱倉庫は中国・アジアの事業強化を狙い、ジュピターは海上貨物や、保管・配送業務の業容拡大を加速させる。

■新日鉄、中国に特殊鋼棒線の新工場
新日本製鉄は特殊鋼棒線製品を生産する中国子会社「日鉄特殊鋼棒線製品(蘇州)」の生産能力を増強する。2.75億円を投じて新工場を建設、現工場の設備を新工場に移転し、2013年3月に稼働する。生産能力は現在の年間7000トンから4万2000トンに増強。現地調達ニーズの拡大に応える。

■コクヨS&T 上海にノート工場建設
コクヨグループのコクヨS&Tは、2012年夏頃の稼動予定で上海市奉賢区にノート工場を建設する。新工場は、現在上海・北京でオフィス通販事業「Easy buy」を展開している国誉商業(上海)有限公司の上海工場(仮)として運営する予定。

■ヤクルト 天津工場稼動へ
ヤクルトは、2009年11月から建設を進めていた天津工場で、8月から主力商品「ヤクルト」の生産を開始すると発表した。ヤクルトは2002年に広州工場、2006年に上海工場にて生産を開始し、天津工場は3箇所目の製造工場となる。天津工場では、さしあたり一日約30万本を生産し、設備増強による生産能力拡大を図り、将来的には一日146万本の生産を見込んでいる。

■日本クラウンコルク 江蘇省にペットボトルキャップ製造会社設立
東洋製罐の子会社である日本クラウンコルクは、江蘇省常熟市にペットボトル用プラスチックキャップの製造販売を行う独資子会社を設立すると発表した。東洋製罐は同じく常熟市に中国でのペットボトル製造販売会社を設立し、今年後半の稼動に向けて準備を進めている。容器製造から包装までの一貫した生産システム強化のため、日本クラウンコルクも設立に踏み切り、2012年4月の稼動を予定している。

■トピー工業 青島に建設機械用部品製造会社設立
トピー工業は、建設機械用部品を製造販売する独資子会社を青島ハイテク産業開発区に設立すると発表した。新工場の稼動により、中国での現地調達率を30%から70%に引き上げ、競争力を強化させる。また、建設機械に用いられる鉄製ベルトの需要拡大に対応して、製造能力を40%増強した年間5万台供給体制とする。


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[中国国内市場 その他]

■アサヒグループ 中国3拠点の営業情報をクラウドで可視化
アサヒグループホールディングスは、富士通と共同で、中国(上海、深セン、大連)の営業3拠点の営業情報可視化システムをクラウドで構築し、9月より本稼働を開始する。

■日本冶金工業 現地法人設立予定
日本冶金工業は、中国での高ニッケル合金、特殊ステンレスなどの高機能材に対するニーズに対応していくため、同社子会社のナス物産と合弁会社を設立すると発表した。これまで、ナス物産の上海駐在員事務所が中国市場の情報収集拠点として担ってきた業務は、この現地法人に統合される。

■近鉄エクスプレス 成都に合弁会社設立
近鉄エクスプレスは、物流会社の青島邦達物流と合弁会社を設立し、保税トラック輸送事業中心の営業を開始した。これまでも中国の物流会社と提携してサービスを提供してきたが、一層のサービス向上、事業拡大を目指し、上海−成都間の定期便保税輸送サービスを提供する。

■レンゴー 天津の合弁企業を独資に
レンゴーの中国合弁企業「天津聯合」は、パートナーが保有するすべての出資持分を譲受し、100%出資の独資企業となった。新工場が12月に完成した後、工場を移転する計画。

■キヤノン 中国で複合機を増産
キヤノンは複写機や複写・印刷・読み取りなどの複数機能を備える複合機を9月から中国で増産し、主要製品の生産台数を東日本大震災前の平常時に比べ約50%増やす。蘇州などの複合機工場で、生産台数を増やすため人員を平常時比で15%以上増やした。加えて土日出勤など勤務シフトも見直して増産体制をとる。

■三菱電 工場の省エネ支援
三菱電機は重電大手の上海電気(上海市)と合弁会社「上海電気菱電節能控制技術」を設立し、エネルギー計測ユニットや高効率インバーターなどを提案する事業を始めた。2015年に売上高50億円を目指す。省エネ支援事業を足がかりにしてFA事業を底上げする。

■テクノクオーツ 杭州子会社に210万ドル増資
テクノクオーツは杭州の独資子会社「杭州泰谷諾石英」に210万ドルを増資し、生産設備の増強や財務体質の強化を図ると発表した。

■京西テクノス 中国事業を拡大
京西テクノスは、2012年夏にも中国華北地区に事務所を設置し中国で計3拠点のサービス体制を築く。今後、増加が見込まれる医療機器や電子機器の修理や復旧サービスの需要を取り込む。人員は現在の2拠点の約24人から2012年中に約50人と2倍に増える。12年12月期の中国での売上高は10年12月期比3倍の1億5000万円に拡大する見込み。

■ルネサス 省エネ制御技術開発で提携
ルネサスエレクトロニクスは中国電機大手の奥克斯(AUX)集団とマイコンを用いた制御技術の開発で提携した。エアコンに組み込むインバーター制御技術を共同開発する。奥克斯が社内に共同実験室を設置し、ルネサスがマイコンやマイコンのプログラムの開発ツールを提供する。

■広島県 四川省と経済交流協定
広島県は中国四川省と経済交流協定を結んだ。投資・貿易、環境保護、観光、人材育成、知的財産権保護などの分野で相互の交流協力を強化する内容で、県内中小企業の現地進出や現地企業とのビジネスマッチングなどを実施し、海外ビジネスの支援強化につなげる。両者が共同で初の商談会を開くなど、今後も経済交流に力を入れる方針。

■NTN 産業機械用軸受野新工場に150億円投資
NTNは、南京市に産業機械用軸受を生産する新会社「南京恩梯恩精密機電有限公司」を6月に設立する。150億円を投じ、敷地面積36万u、延床面積6万6000u、量産開始は2012年10月を予定。中国市場で需要が増加する風力発電機や建設機械、鉄鋼設備をはじめとする産業機械用の各種軸受を一貫生産する。

■IHI、丸紅 LNG受入ターミナル受注
IHIは丸紅の協力を得て、中国海洋石油総公司(CNOOC)傘下の中海石油海南ガスが海南省で計画しているLNG(液化天然ガス)受入ターミナルの設計・調達・建設業務を請け負うEPC契約を受注した。
同LNGターミナルは、中海石油海南ガスが中国の海南省西部の洋浦経済開発区に計画しているもので、第一期工事では16万キロリットルのタンクを2基建設、年間200万トンのLNGを受け入れる。

■東芝ホームアプライアンス 中国に高級冷蔵庫投入
東芝ホームアプライアンスは、中国での冷蔵庫事業を高級機主体に転換する。日本の高級機と同等の6ドア型冷蔵庫2機種を8月中に投入し、マルチドア冷蔵庫市場で20%のシェア獲得を目指す。

■曙ブレーキ 伊藤忠と提携強化で中国車メーカー開拓
曙ブレーキ工業は伊藤忠商事と中国の自動車用ブレーキ製造・販売で提携を強化する。年内にも曙ブレーキグループの中国子会社、「広州曙光制動器」と江蘇「曙光制動器蘇州」2社の株式10%を伊藤忠にそれぞれ売却し、伊藤忠の出資比率を現行の20%から30%に高める。

■東レ 上海に「オートモーティブセンター」を新設
東レグループは、東麗繊維研究所(中国)有限公司(略称:TFRC)上海分公司内に、自動車関連部材の総合的なショールーム「オートモーティブセンター(中国)」(略称:AMCC)を設置した。
東麗繊維研究所に約300uのスペースを設けて、先端材料を自動車向けに搭載したスケルトンカーや、「繊維」「樹脂」「フィルム」「炭素繊維」「電子情報材料」の各事業で展開する各種材料やそれを使用した自動車部品を展示し、総合的に紹介する。

■安川電機 瀋陽市工場に約70億円投資
安川電機は2010年6月に竣工した第一工場の生産能力の増強工事と、第二工場の建設に着手した。中国でのサーボモータ、サーボアンプの需要に応えるため。

■雪国まいたけ 長春の工場増設
雪国まいたけは、吉林省長春市の第2工場を増設し生産能力を拡大する。着工は2011年8月、竣工は2012年6月を予定し、出荷開始は2012年9月。現在の日産20t体制から日産50t体制へ生産能力を拡大する。

■NTTデータ 業務受託事業拡大で長春市に拠点開設
NTTデータは中国での日系企業向け業務受託事業を拡大する。グループ会社の無錫NTTデータ(無錫市)の事業拠点を長春市内に開設、2012年にデータの入力サービスを始める。無錫NTTデータのサービス担当者も現在の約150人から、年内に約230人まで増やす。製造業や通信事業者などを開拓し、13年に業務受託事業で売上高50億円を目指す。

■郵船ロジスティクス 河南省鄭州市に支店
郵船ロジスティクスは、上海郵申国際貨運に鄭州分公司(支店)を新設、業務を開始した。今後増加が見込まれる顧客の物流ニーズに的確に応えられる体制を整えていく。

■アステラス製薬 中国事業強化
アステラス製薬は2011年度末に医薬情報担当者(MR)600人体制を構築する。これはの増員計画を約3年前倒しするもの。営業対象の医療機関も2015年度に4000−5000施設へ倍増する。

■大和ハウス 中国で低層工業化住宅開発
大和ハウス工業は中国の宝業集団(浙江省)と共同で、中国の低層工業化住宅に適切な躯体構造をベースとした住宅商品を開発した。中国の「建設業界科技成果評価書」を取得したため、今後、同社と宝業集団は中国全土で、同構造の低層工業化住宅を建設可能になる。

■日産、中国新ブランド「ヴェヌーシア」からEV発売
日産自動車の中国現地合弁会社である東風日産は、自主ブランド「ヴェヌーシア(中国名:啓辰)」から電動自動車(EV)を生産発売すると発表した。ヴェヌーシアは、2015年までにEVを含む5車種を発売し、年間30万台の販売を目指す。日本からのEV輸入ではなく、東風日産がEVの中国国内製造販売を行えば、個人のEV購入に際して1台当たり6万元の補助金を受給でき、販売面での競争力向上を見込んでいる。

■パナソニック 三洋家電部門をハイアールに売却
パナソニックは、独資子会社の三洋電機グループ家電事業関連会社10社を中国大手家電メーカーのハイアールグループに売却すると発表した。10社の年間売上高は700億円以上で、研究開発拠点、生産拠点、販売ネットワーク拠点などを一括して売却し、売却額は100億円に上ると見られる。三洋関連会社の従業員訳2000人は、大部分がハイアールに移籍する。

■村田製作所 中国内陸部に販売物流拠点設立
村田製作所は、中国における販売物流拠点である上海現地法人の西安分公司を開設したと発表した。同分公司は蘇州、杭州、成都、重慶に続く5箇所目となる。内陸部の拠点としては初めてエンジニアを常駐させ、従来上海から派遣していた技術サポートを西安分公司から提供可能となる。

■阪急阪神エクスプレス 成都に法人設立
阪急阪神エクスプレスは、成都に8月1日から現地法人を開設した。電子部品産業で発展している成都は、自動車・オートバイ・設備機器製造貨物が集まる内陸の製造拠点である。成都を中核エリアとする政府の天府計画に基づき、産業誘致が推進されており、日系企業のほか台湾企業などの誘致が積極的に進められている。

■アイリスオーヤマ LED電球生産能力を増強
アイリスオーヤマは、中国の工場におけるLED電球の生産能力を3倍に引き上げると発表した。家庭用LED電球市場の急速な発展に伴い、6月の日本における出荷数は昨年同期比5倍の46万個となっている。今後の更なる需要拡大を見込み、大連工場の生産設備を9月までに2倍増強し、月産100万個の生産を
確保し、直管型LEDの生産能力を9月までに約3倍の月産100万本に引き上げるとしている。

■ブリヂストン 天津と無錫で生産能力増強
ブリヂストンは中国市場での中長期的なタイヤ需要増加に対応するため、天津市と江蘇省無錫市の乗用車用ラジアルタイヤ工場の生産能力を増強する。天津工場の設備投資総額は約155億円で、増産開始は、2012年7月を予定。生産能力は日産8800本増、増強後の生産能力は日産約2万5300本。無錫工場の設備投資額は約83億円、生産能力は日産4100本増、増強後の生産能力は日産約1万6300本に達する予定。

■マネックス 中国でシステム拡販
マネックスグループは、子会社の米トレード・ステーションを生かし、中国における事業展開を加速する。新たに中国本土の証券会社に対し、トレーディングシステムやツールなどの提供を手がけるほか、米国株式の取り次ぎなどを展開する。
近く中国にトレード・ステーションの子会社を設立し、システムや取り次ぎなどから手がけ、中国事業の拡大を早める。


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[その他外資企業]

■ロッテマート 本社を中国に移転する可能性
韓国大手ディスカウントストア、ロッテマートのノ・ビョンヨン社長は、第3四半期経営戦略会議に席上、「海外市場における新店舗開店が加速し、海外での売上が韓国国内市場の売上を上回った場合、本社を中国に移転する。」との発言を行った。

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