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  2011年04月 日系企業他中国進出状況  

「中国投資・ビジネスガイドブック」
エヌ・エヌ・エー、チャイナワーク[編]
今後の中国ビジネスのための新指針!
◇税法、物流、不動産、進出と撤退、人事労務などの最新情報を網羅
◇日系進出企業を熟知したエキスパートが専門分野を解説
◇開放された中国の巨大マーケットへの企業戦略にも必携

 

●日系企業 [生産拠点]     [国内市場その他] ●その他外資企業

≪日系企業≫

[生産拠点]
■フジテック 上海にグローバル事業本部移転
フジテックは4月1日からグローバル事業本部を上海市松江工業区に移転する。同工業区内には同社の拠点が複数集積しており、「上海フジテック城」内に本部を設置する。移転の主因は、中国がグローバル市場向け商品供給の中心となりつつあることやアジアでの事業拡大を加速するためとしている。現在、同社の年新設台数は60万台で、うち中国での需要がその半分である。また、現時点での海外売上比率5割から、2012年には6割まで拡大させるとしている。

■近鉄 大連保税物流園区に法人設立
近鉄エクスプレスは3月29日に大連の保税物流園区に新たに3500平方メートルの倉庫を有する法人を設立し、4月1日から保税ロジスティックサービスを開始すると発表した。同社の大連地区におけるネットワークは5拠点、倉庫面積9,000平方メートルとなり、更なる業務の拡大に対応する。

■武田薬品 上海に統括会社を設立
武田薬品は3月、上海に中国事業統括管理会社を設立した。一方、2015年までに、子会社である天津武田薬品の営業人数を現在の250人から約900人体制に増強する。同社は管理・開発部門を設置し、天津武田薬品の営業部門及び生産設備管理も行うなど、中国での投資活動全般を担当する。

■村上開明堂、イタリアOLSAと中国に合弁企業設立
自動車ミラーなどを製造する村上開明堂は、イタリアのOLSAと共同で中国に合弁企業を設立することを、5日発表した。7月操業開始予定。中国およびアジア向けの自動車用ランプ部品を製造、販売拡大を図るのが目的。出資比率は村上が45%、OLSAが55%で、浙江省の嘉興経済開発区に設立。社名は「嘉興奥尔薩村上汽車配件有限公司」。

■大和物流 上海に現地法人設立
大和物流は4月1日、上海に100%出資の現地法人「大誼和国際貨運代理(上海)有限公司」を設立した。国際運輸代理業務や貨物集荷業務、ブッキング業務、倉庫業務などの業務を行う。

■住友倉儲(中国) 杭州、大連に分公司を設立
住友倉庫の子会社、住友倉儲(中国)有限公司は、杭州と大連に分公司を設立した。現在住友倉儲は、上海、北京、青島、香港など中国11都市15箇所で拠点を置いている。

■江守商事 上海に2社目設立
江守商事(福井県)は、上海市にEAH(上海)国際貿易有限公司を6月頃に設立すると発表。同現地法人は江守商事の完全子会社であるシンガポールの「エモリ アジア ホールディングス」による独資であり、資本金2,500万米ドルで、化学品、電子材料の他、金属資源、生活関連資材、バイオ関連資材なども取り扱う。同社現地法人の設立により、顧客ニーズの拡大と多様化への対応を強化する。


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[中国国内市場 その他]
■ラーメンチェーン味千中国 年内中に150店舗を開店
3月24日、日本のラーメンチェーン「味千中国」 の潘総経理は、2011年中に中国国内で150店舗を新たに開店させる計画を発表した。味千は2011年末までに中国国内の店舗を660店、2014年末までには1,000店舗にまで拡大したい方針。

■三井住友銀行 河北省唐山市と経済交流協力
三井住友銀行の独資現地法人である三井住友銀行(中国)と河北省唐山市人民政府の間で、経済交流に関する協力覚書が締結された。唐山市は北京や天津とともに大首都圏の一角を成す工業都市で、特に同市が建設中の国家レベル級環境配慮型工業都市の中には、日中国家協力プロジェクトとして建設されているエコ工業パークがあり、日本企業の進出や投資の拡大が期待されている。この度の覚書締結により、三井住友銀行は唐山市への進出に関する鵜情報提供やセミナーの共催を通じて、顧客へのサービス向上を図る。

■サマンサタバサ 上海伊勢丹に出店
女性向けファッションブランドのサマンサタバサは、4月7日に上海梅龍鎮伊勢丹に2店舗同時開店する。同社は昨年12月、上海OPA店に中国本土進出1号店をオープンし、今回の出店は2・3店舗目となる。

■三菱重工(常熟)が歯車機械の生産開始
江蘇省常熟市に建設した工作機械工場で歯車機械の現地生産を開始、自動車関連設備の需要に対応していく。自動車、二輪車などの高精度が必要とされる歯車加工を中心として販売拡大を行っていく。生産台数は初年度約40台、4年後約100台を見込んでいる。

■三菱重工業 広東省向けゴミ焼却設備を受注
三菱重工環境化学エンジニアリングは、佛山市南海緑電再生能源有限公司より広東省佛山市のごみ焼却設備の建替えプロジェクトを受注した。老朽している3基あるごみ焼却炉(T期施設)は、建替え後の焼却炉の処理能力は総計1,500トン/1日となる。

■積水ハウス 瀋陽で鉄骨住宅生産工場を建設 ほか
15日、瀋陽で鉄骨住宅の生産工場を着工。瀋陽市が行う国家プロジェクトの産業団地「現代建築産業パーク」の中核企業として進出。中国国内向け次世代省エネ・高性能工業化住宅の需要に対応していく。
このほか瀋陽市と蘇州市において、大型プロジェクトを開始。瀋陽市では市街地のホテルやマンションの開発、戸建住宅やマンション群の複合開発を行う。一方蘇州では、戸建住宅やマンション群の複合開発を実施する。

■シャープ 中国の空気清浄機市場に進出
シャープ独自の空中除菌技術「プラズマクラスター」を搭載した空気清浄機の販売を開始した。

■富士重工 上海モーターショーに初公開車出展
富士重工業は、19日から開催される第14回上海国際汽車工業展覧会に、世界初公開となる「スバルエックスブイコンセプト」を出店すると発表。同車種は多目的スポーツ車で機能性とファッション性を併せ持つ新世代クロスオーバーのデザインコンセプトカーと位置付けられている。同モーターショーではアウトバックのカットボディのほか、エンジン、ラリーカーなどが展示される。

■イズミヤ 9月頃蘇州に開店
江蘇省蘇州市の蘇州高新技術開発区内に大手小売チェーンのイズミヤが今年9月頃に開店を計画している。同社による海外出店はこれが初めてで、蘇州市の中級階層を対象に、食品・衣類・家庭用品などを総合的に取り扱う。同店舗は2012年に開通予定の地下鉄1号線が直結する大型ショッピングセンター内に建設され、地下1階を直営食品売り場とし、地上1階から4階を化粧品・衣料品・生活用品などのテナントとする予定。

■三菱レイヨン 排水処理装置の販売開始
三菱レイヨンは中国で、用途別に4製品群の排水処理装置を販売開始する。鉱物湯排水処理装置は自動車工場や発電所向けに販売され、ほかに液体中の気体を取り除く脱気装置と地下水などのから飲料水を製造する浄水装置も販売され、2015年度までの販売目標は30億円と見込んでいる。これらの商品は子会社である大連レイヨン環保機器が生産する。

■ツムラ 漢方「甘草」の大量栽培に成功
漢方薬の最大手ツムラは漢方生薬の甘草(かんぞう)の大規模栽培に成功したと発表した。漢方薬の7割に使用されている甘草は、主に中国の野生品が使用されているが、近年乱獲防止のため、中国政府は輸出を制限している。この度、同社は北京中医薬大学などとの研究開発により、中国で栽培に適した土壌を突き止めた。中国での特許登録手続を完了されており、野生品の在庫がなくなり次第、栽培品を使用し、将来的にはすべて栽培品にシフトしていく方針だ。

■東洋機械金属・日本製鉄所 中国での部材調達協力
日立グループの東洋機械金属と日本製鉄所は、4月末頃から中国での部材調達において協力することを発表した。両社は、中国で現地生産を行っているが、需要の高まりにより、協力して優良な現地調達先を拡大させることが両社の重要課題だとして、今回の合意に至った。調達対象部材は、鋳造部品から始まり、将来的には電装部品にも拡大させる予定。当面は、両社共同の組織あるいは拠点を設けずに、情報の交換及び共有を通じて、協力していく。

■丸紅 上海紡織と戦略的包括提携で合意
丸紅と中国大手総合繊維企業の上海紡織(集団)が戦略的提携関係を築いていくことで合意した。両社は、中国市場で衣料品や生活用品などのライフスタイル関連商品を販売拡大するほか、アセアン諸国などの第三国から調達を強化し、中国からの輸出拡大にも取り組む。両社は長年にわたり、紡績・染色分野での合弁会社設立やOEM取引を通じて関係を深めてきた。今回の提携により、日中間の取引拡大のみならず、両社の世界各地のインフラを最大限に活用していく計画だ。

■伊藤忠 中国政府系大手シティックグループと提携
伊藤忠商事と中国政府系大手コングロマリットの中国中信集団(シティックグループ)と包括戦略提携協議書を締結した。この合意は、中国国内や金融事業に限定されておらず、住宅、オフィスビル、商業施設、物流施設などの不動産に関する開発・運営・ファンド事業や新車販売事業などの自動車関連事業での共同取り組みが想定されている。

■東洋ゴム工業 中国シルバーストーン社を子会社化
東洋ゴム工業は、中国シルバーストーン社(山東銀石濾河ゴムタイヤ)の75%である2158万6254米ドル(17億9500万円)を取得し、子会社化すると発表した。これにより中国シルバーストーン社をグループ化することで、東洋ゴム工業が建設中の工場である東洋タイヤ張家港とともに、タイヤ生産に対応する。中国シルバーストーン社はトラック・バス用のタイヤを製造販売しており、年間生産量は40万本、従業員約500人を有する。6月上旬に譲渡実行する。


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