www.chinawork.co.jp
トップぺージ Book Store 経済の眼睛 業務案内

 

  2010年9月 日系企業他中国進出状況  

「中国投資・ビジネスガイドブック」
エヌ・エヌ・エー、チャイナワーク[編]
今後の中国ビジネスのための新指針!
◇税法、物流、不動産、進出と撤退、人事労務などの最新情報を網羅
◇日系進出企業を熟知したエキスパートが専門分野を解説
◇開放された中国の巨大マーケットへの企業戦略にも必携

 

●日系企業 [生産拠点]     [国内市場その他] ●その他外資企業

≪日系企業≫

[生産拠点]

■神戸製鋼所 中国にクレーン工場設立 
神戸製鋼所の100%出資子会社・コベルコクレーンは、移動式クレーンの一種、クローラクレーンの生産販売会社を中国の建設機械メーカーと合弁で四川省成都市に設立する。新工場の投資額は20億円。出資額はコベルコクレーン51%、四川成工49%。2012年8月から大型の250トンクラスを中心に生産する計画。

■スミダコープポレーション 中国にサテライト工場
スミダコーポレーションは、江西省にサテライト工場を設立した。生産品はパワーソリューションとシグナル製品で、延べ床面積は6500u。同社グループの製造の中心である華南工場群と緊密な連携を図るサテライト工場としての位置付け。来年11月に生産開始の予定。

■住友電気工業 光ケーブルを中国で一貫生産
住友電気工業は、9月中に中国で光ケーブルの一貫生産を始める。生産に極めて高い技術が求められる中核材料、ガラス母材を中国で量産する。

■日産自動車 中国の生産能力を倍増へ
日産自動車は、2012年の中国での自動車生産能力を現在の2倍近い年120万台に拡大する。中国の合弁会社「鄭州日産汽車」第2工場(年産能力14万台)が完成、日産の合弁会社「東風汽車」の広州工場(広東省)から移管したスポーツ用多目的車を生産する。

■トープラ 江蘇省常州市に工場新設
トープラは、江蘇省常州市に自動車用締結部品と金属部品等の製造販売の現地法人・托普拉精密緊固件(常州)有限公司(予定)を設立する。資本金は17億円。

■東洋ゴム工業 江蘇省にタイヤ工場新設へ
東洋ゴム工業は、江蘇省張家港市に乗用車用タイヤの生産子会社・東洋輪胎張家港有限公司を設立した。東洋ゴム工業のタイヤ工場としては米国に次ぐ2か所目の海外タイヤ生産拠点。資本金は5000万米ドル。乗用車用、ライトトラック用タイヤの製造・販売で2011年12月の稼動を予定。

■特殊電極 耐磨耗用クラッド鋼板生産拠点を設立
特殊電極は、中国に子会社・天津特電耐磨(仮称)を来年1月に設立、耐磨耗用クラッド鋼板の製造・販売を行う。資本金は3億円。生産開始は来年5月の予定。

■日新製鋼 合弁会社の設備増強
日新製鋼は、中国大手鉄鋼メーカー・宝山鋼鉄との合弁会社「寧波宝新不銹鋼有限公司」の設備増強を行う。2012年中の稼働を目標にBA設備、スキンパス設備をそれぞれ1基増設する。これにより、寧波宝新不銹鋼のBA製品の生産能力は現在の年間6万トンから12万トンとなり、全体の冷延生産能力も66万トンまで増加する。

■シャープ 液晶モジュールの中国生産を倍増
シャープは、中国工場を液晶モジュール生産の中核拠点と位置づけ、設備を増強する。7〜9月に順次増産投資を行い、2010年度は300万〜400万台生産する。同社の海外モジュール生産拠点としては最大規模となる予定。

■不二越 等速ジョイント用軸受を増産
不二越は、2010年内に広東省東莞市内の工場の生産ラインを増設し、自動車に搭載する等速ジョイント用の軸受を増産する。月産能力を現行比30%増の120万個に引き上げ、さらに2013年までに月産150万個体制にする計画。

■協新製作所 中国現法の業容拡大
協新製作所(埼玉県)は、2005年に設立した中国現地法人「上海魁新精密機械」の業容を拡大する。同現法に出資する複数の協業企業に工場内スペースを提供。これまで自社で生産してきた光学系など精密部品加工に加え、年内にも半導体関連装置やバネなどの生産を開始する。


[先頭に戻る]
 

[中国国内市場 その他]

■協同商事 川越の地ビールを上海に輸出
協同商事(埼玉県)は、自社ブランドのビール「コエドビール(COEDO)」の上海市への輸出を開始した。中国でのコエドビール販売契約を結んだ上海市の酒類輸入商社「上海雷振実業」が販売する。

■住友商事と中国住友商事 中国2省で水処理事業
住友商事と中国住友商事は、中国水事業最大手・北京首創(北京キャピタル)、その完全子会社・首創香港(北京キャピタル香港)と水事業で提携する。住友商事グループは北京キャピタル香港と共同で事業投資会社を設立、山東省・浙江省の下水処理事業に参画する。処理能力は日量で合計29万トン。

■トヨタ系金融会社 不法リベートで罰金
トヨタ自動車の中国販売金融会社・豊田汽車金融中国(TMFC)は、販売店に対し不法にリベートを支払ったとして、杭州市当局から罰金を科された。21日付けの新華社の報道によると、TMFCは2008年8月〜2010年4月にかけ、顧客獲得などを目的に販売店3社にリベートを支払った。罰金は14万元の見込み。

■中国政府 日本製の粉ミルク輸入を解禁
農林水産省は21日、宮崎県の口蹄疫(こうていえき)発生のために日本製の乳製品の輸入を禁止していた中国が、加熱処理済みの粉ミルクなどについて輸入を解禁したと発表した。中国国内では、自国製品の安全問題などから日本製粉ミルクが売れ、2009年輸出金額は17億円で、前年に比べ倍増していた。

■ワンビシアーカイブズ 現地法人設立
企業の情報資産管理を手がけるワンビシアーカイブズは、江蘇省昆山市に現地法人・万弼士文档信息管理(昆山)有限公司を設立した。資本金は5億5000万円。日本国内で提供している情報資産管理に関連するサービスを中国でも提供し、2011年春のサービス開始を予定。

■三協フロンテア 立体駐車装置を中国で生産
三協フロンテアは、広州市の生産拠点の建屋を増設し、立体駐車装置の生産を中国に移管する。鉄骨やモーターなどの材料は現地メーカーから調達。現地生産した駐車装置は従来品に比べて販売価格を2割程度引き下げる。

■シャープ 中国でスマートフォン来月発売
シャープは、中国市場向けに開発したスマートフォン(高機能携帯電話)2機種を10月に販売する。画面に指で触れて操作するタッチパネル式で、価格は約3000元〜約2200元。シャープは中国の有力新興企業と協力し、対応ソフトを約1000種類そろえ、ゲームや漫画など日本のソフトの中国版も提供する。

■パナソニック電工 住宅内装事業を拡大
パナソニック電工は、大連市の不動産開発会社・億達集団との提携を強化し、中国での住宅の内装事業を拡大する。2012年度までに省エネ家電を備えた5000戸のマンション建設を計画。

■ブラザー工業 上海に工業用ミシン販社を設立
ブラザー工業は、兄弟機械商業(上海)を設立する。新会社は、中国販売会社である兄弟(中国)商業から工業用ミシンの販売機能を独立させ、10月から営業を開始する。資本金は5000万人民元。

■アイダエンジニアリング 中国で大型プレス機を受注
アイダエンジニアリングは、自動車メーカー大手の東風汽車グループ傘下部品メーカー・東風模具沖圧から大型プレス機を受注した。受注額は6億円超。

■ライトケミカル・長瀬産業 受託生産事業で会社設立
ライトケミカル工業と長瀬産業は、江蘇省に高性能合成樹脂・中間体の受託生産事業を行う合弁会社・莱依特化工(常州)を設立する。新会社は、中国で需要のある日系メーカーの塗料用、粘接着剤用樹脂、中間体を中国国内で受託生産し販売を行う。

■三井物産 中国の神華集団と石炭炭鉱開発等で包括提携
三井物産は、世界最大の石炭開発会社・神華集団(北京市)と共同で海外の石炭炭鉱開発などを行うなど包括提携することで合意した。モンゴル南部の世界最大規模のタバントルゴイ炭鉱開発に共同で応札するほか、石炭火力発電所向けに日本のクリーンコール技術や石炭液化技術、環境技術などを導入する。

■豊和工業 中国の工作機械メーカーと提携
豊和工業(愛知県)は、2011年中をめどに中国の工作機械メーカーと提携し、工作機械や周辺機器を組み合わせた専用機の共同受注を始める。生産ラインを構築する技術力がない現地資本の機械メーカー等を、豊和が技術指導する。

■住生活グループ ハイアールと中国展開で提携合意
住生活グループは、中国市場で建材・住宅設備機器商品の販売を強化するため、中国家電製造最大手の海爾集団(ハイアール)と業務提携する方向で合意した。早期の事業立ち上げを目指し、合弁会社設立に向けた協議を開始する。

■栗田工業 中国の液晶・半導体4工場から水処理装置を受注
栗田工業は、中国の液晶パネル3工場、半導体1工場から水処理装置を相次いで受注した。いずれも超純水供給装置と排水リサイクル装置を含めた大型案件。
同社が中国でエレクトロニクス分野の大規模工場に水処理装置を納入するのは初めて。4工場は2010年度末から2011年度初めに稼働する計画。

■山八歯材工業 成都に営業所
山八歯材工業(愛知県)は、中国で人工歯の販売体制を拡充する。12月をめどに四川省成都市に5カ所目の営業所を開設、現地の営業人員を約1割増の約50人にする。現地の入れ歯メーカーに売り込み、中国での2011年12月期売上高は2010年12月期見込み比20%増の10億円を見込む。
 
■住友商事 吉林省最大の農産物企業と包括提携
住友商事は、吉林省の吉林糧食集団と戦略的な包括提携覚書を交わした。戦略的業務提携の柱は、中国国内における精米事業や米油事業の検討、中国国内でのトウモロコシを原料とした加工品事業・飼料事業の検討、トウモロコシ、米、大豆や菜種などの穀物貿易促進の検討、肥料や農薬関係事業の検討、稲藁などを原料とした第二世代バイオエタノール事業の研究等。

■タンケンシールセーコウ 保守事業で中国進出
タンケンシールセーコウ(東京都)は、メカニカルシールの保守メンテナンス事業で上海市に現地法人を設立、来春稼働する。メカニカルシールは、ポンプ等の流体機械に使用され、モーター軸とケーシングのすき間から流体の漏れを防ぐ軸封装置。ポンプやかくはん機など国内の最終セットメーカーが納入先のため、今まで海外での直接取引はなかった。しかし、日系企業のプラントや高層ビルの建設が中国で相次ぐなか、液体漏れが発生するとメカニカルシールだけでなく、ポンプやモーターなど周辺機器の不具合にも対応していた。

■日本アドバンテージ 安定器一体型の直管LED照明で特許取得
日本アドバンテージ(大阪市)は、安定器一体型の直管型発光ダイオード(LED)照明に関する特許を中国で取得した。特許取得をきっかけに中国向けの販売体制の整備を始め、年内にも中国に総販売代理店契約を結んだ店舗を設置する。

■富士フイルム アスタリフトを中国で発売
富士フイルムは、スキンケア化粧品「アスタリフト」シリーズを16日から中国で販売する。アスタリフトの海外販売は初めて。同社はプリントを色あせさせない技術を活用して化粧品を開発した。中国では、まず現地の通販サイトを通じて販売を始める。香港では年内に2店舗を構えて旅行客の需要も取り込む。

■三菱UFJ信託銀行 中国の資産運用会社に出資
三菱UFJ信託銀行は、中国の資産運用会社「申万巴黎基金管理」(上海市)の株式を、仏金融大手BNPパリバから取得すると発表した。中国当局の認可を得た後、資産運用会社への出資を行う。

■伊藤忠商事 ピーチ・ジョンから中国ネット通販物流を受託
伊藤忠商事は、ピーチ・ジョンの中国市場でのインターネット通販事業向けの物流業務を受託した。伊藤忠の子会社・伊藤忠物流中国(旧北京太平洋物流)がピーチ・ジョンから受託し、上海の物流センターで運営する。ピーチ・ジョンは8月に上海に店舗を出店したほか、自社サイトを立ち上げて通販事業にも進出している。伊藤忠はピーチ・ジョンの店舗販売向けとネット通販向けの両方の物流を上海安亭物流センターで請け負う。

■JFEエンジニアリング 中国で食品残渣のバイオガス発電を受注
JFEエンジニアリングは、河南省鄭州市全域から出る食品残渣(生ゴミ)を利用して発電するバイオガス発電システムを受注した。中国国内で生ゴミ処理事業を手掛ける青海潔神(青海省)から受注したもので、日量200万トンの生ゴミ処理が可能なメタン発酵設備およびガス発電設備を供給する。

■三井物産 中国の食品産業グループと業務提携
三井物産は、中国最大級の食品産業集団・光明食品(上海市)と光明食品が展開している多岐に亘る食品事業分野において戦略的な業務提携を結んだ。提携内容は、製糖業、流通業、その他事業分野における相互協力、共同事業化の検討、海外における乳製品加工事業の共同発展に向けた取組みを柱としている。

■NECグループ 東軟集団とクラウドサービスで合弁設立
NECグループは、東軟集団グループ(瀋陽市)と10月をめどに大連市に合弁会社「日電東軟信息技術」を設立、共同でクラウドサービスを始める。資本金は6億5000万円。出資比率はNEC中国(北京市)70%、瀋陽東軟信息技術30%。70人規模で立ち上げ、3年後に200人に拡充する。

■住友重機械工業 唐山工場に100億円強投資
住友重機械工業は、変減速機や油圧ショベル生産する河北省唐山工場に計100億円強を投資し増産する。変減速機を生産する住友重機械(唐山)に35億円を投資。月500〜700台の生産能力を2012年に同1250台に引き上げる。油圧ショベルを生産する住友建機(唐山)には71億円を投資。既存工場の隣接する土地を取得し工場を増設。現在年2000台の生産能力を2012年に2.5倍の同5000台に引き上げる。

■三菱電機 広州の地下鉄電機品受注
三菱電機は、中国の鉄道車両メーカー・中国南車青島四方機車車両から、広州地下鉄6号線向けリニアモーター車両(非浮上式)用電機品を総額約27億円で受注した。2011年5月から順次納入する。

■オークラ輸送機 浙江省に物流システム生産拠点新設
オークラ輸送機(兵庫県)は、3億円を投じて11月、浙江省嘉興市に物流システム生産拠点を新設する。オークラ輸送機が中国に生産拠点を設けるのは初めて。現地生産会社「大庫機械(嘉興)」(嘉興市)を設立し、延べ床面積2500uの工場を稼働する。家電や食品、化学業界などをターゲットに、パレタイジング(搬送物積み付け)ロボットや垂直コンベヤー、ローラーコンベヤーを手がける。

■住友商事 新エネルギーで中国企業と包括提携
住友商事は、中国の大手電力会社・大唐集団と、風力発電や太陽光発電など新エネルギー分野で包括提携した。住商は、大唐グループの新エネルギー会社、九州電力と内蒙古自治区で5万キロワットの風力発電事業を手がけており、今後は同国内で5カ所程度を展開、発電出力を25万キロワットに引き上げ、共同で海外市場も開拓する。

■双日 中国の工業団地開発へ参画
双日は、河北省唐山市の大規模工業団地「曹妃甸(そうひでん)工業区」のインフラ建設に参画する。開発を主導する現地の政府系企業・唐山曹妃甸基礎インフラ建設投資と提携、排水の再利用施設など環境対応のインフラ整備を行う。

■明電舎 太陽電池向けパワコンで中国市場に参入
明電舎は、太陽電池モジュールで発電した直流電力について、家庭で使える交流に変換するパワーコンディショナーで中国市場に参入する。中国での普及に必要な認証「金太陽認証」を現地機関から取得したのを機にモジュールメーカーや発電事業者などに拡販する。

■オールアバウト 中国市場に進出
オンラインセレクトショップ「All Aboutスタイルストア」を運営するオールアバウトは、中国現地消費者に向け日本の商品を専門に扱うショッピングモール「JChere」を運営するジェーシーヒアと提携、「All About スタイルストア」が扱うアイテムから、「有田HOUEN 香酒盃シリーズ」や、ユニバーサルデザインの「OXOのキッチンアイテム」といった日用雑貨・アクセサリーを販売する。 

■丸善、電子書籍で中国企業と提携 
書籍販売大手の丸善は、中国の北大方正集団グループと提携し、日中で電子書籍の配信サービスを共同展開する。両者が保有する65万点分の書籍やマンがなどのコンテンツを相互供給する。丸善を傘下に置く大日本印刷グループは、10月から国内で電子書籍の配信サービスを始め、丸善は日中で電子書籍を展開する。


[先頭に戻る]

[その他外資企業]

■米シェブロン 中国石油天然ガスと共同機会模索
米石油大手シェブロンは、中国石油天然ガス集団とオーストラリアで共同事業機会を模索することで合意した。オーストラリアでのガス田開発と液化天然ガス供給に関する共同機会の模索、また中国の上流事業で幅広い協力を行う。

■米政府 中国産シームレス鋼管に対する反補助・反ダンピング税を正式決定
アメリカ商務省は、中国産シームレス鋼管に対し、13.66%〜53.65%の反補助金関税及び48.99%〜98.74%の反ダンピング関税を課す事を決定した。アメリカ商務省は中国産シームレス鋼管に対し、2月に11.06%^12.97%の反補助金関税を、4月に32.39%〜98.37%の反ダンピング関税を課すとの仮決定を下していた。

■スパー 北京第1号店開店
オランダの大手スーパーチェーン・スパー(SPAR)は、北京第1号店を開店した。スパーは2004年から中国に進出、これまでは比較的小さな市場をターゲットとしていたが、今回は初めて大都市で出店した。

■米モトローラ 中国市場向けスマートフォンを発表
米通信機器大手モトローラは、中国で人気の中国語手書き技術機能を搭載した携帯機種の高機能携帯電話(スマートフォン)新機種「Ming」を発表した。新機種は米グーグルの携帯電話端末向け基本ソフト「アンドロイド」を搭載した。価格は最高5000元で販売される。


[先頭に戻る]

 

horizontal rule

Copyright© 2006 ChinaWork Co., Ltd. All Rights Reserved.