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■中国市場の視点

「今夏季電力需給に関する対応策」

  節電対策として、日本では例年通りクールビズが始まり、サマータイム導入の検討がされています。地方自治体によってはポロシャツ・チノパンでの勤務も可能のようで、サラリーマンの姿も変わっていると感じている今日この頃です。
  中国でも夏の電力需給については頭を痛めるところで、自家発電がある工場(企業)以外は計画停電などに伴い、稼動も見合わせる・・・という企業もありました。国家エネルギー局によると、4月の電力使用量は3,768億kw/hとなり、前年同期比11.2%増えたと発表しています。特に工業用電力使用の伸びが高く、前年同期比11.3%増加、製造業における1日あたりの平均使用電力は73億kw/hに上っています。石炭価格が上昇、干ばつのため水力発電量の低下などの状況で、今夏は電力不足に陥ると予測。政府の関連部門は電力不足への対応策を公布しています。 

通知名

公布元

公布日

内容

【秩序ある電力使用管理弁法】

発展改革委員会

428

・使用電力の優先的に供給をうける6項目を制定。優先的に電力使用を保証する項目は、

Ø 危険化学品の生産、坑内等停電により重大な人身の障害または設備の深刻な損傷をもたらす企業の安全性維持に必要な電力。

Ø 社会活動に重要な場所、病院、金融機関、学校等、計6項目。

・重点的に制限される電力使用は、Ø  産業構造調整目録の淘汰類・制限類企業等、計5項目。

【工業領域の電力需給管理業務に関する緊急通知】

工業・情報化部

510

・高エネルギー産業の成長速度を抑え、過剰生産能力業界の電力需要を制限。

・住民用、公共事業用電力を優先的に保障し、ピーク時の使用電力抑制を企業に奨励、電力停止となる事態を避ける。

先日は、山東省でこの夏電力不足の恐れがあるとの報道がありました。原因は石炭価格の高騰で電力企業の経営状態が悪化しているため、ほか地域から電力供給も難しいということです。このほか江蘇省でも今夏電力不足が懸念されており、6万8000社に対し電力制限が行われることが伝えられています。
 80年代は「5時から男」なんていうフレーズがありましたが、今年の夏はサマータイムや節電の影響で5時前から営業サービスを始める飲食店があるようです。時代や環境、状況が変わり、ビジネススタイルも変化していることを感じています。
 


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